鏑木清方による小栗風葉・谷活東・著『恋女房』の口絵。代議士の妹・小松雪子の家に、上京してきた許嫁の桜木英之助が居候します。雪子は、最初は恥ずかしがっていましたが、桜木との結婚することを強く望むようになります。キューピッドが雪子に向けて矢を放とうとする様子です。

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新型コロナウイルスの拡大防止を祈念して、歌川芳虎の「家内安全ヲ守十二支之図」をご紹介。家の安全を守るため、何と十二支が合体!この頼もしい姿を見て下さい!これでおうちの安全は・・・大丈夫でしょうか?太田記念美術館は3/16まで臨時休館のため、自宅で過ごす方のために

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歌川芳虎の「家内安全ヲ守十二支之図」。太田記念美術館監修『かわいい浮世絵』(東京美術、1,980円)に、作品の全体図と右の十二支の説明図が掲載されています。ちなみに寅は縞模様、亥は毛並みです。他にもかわいい浮世絵が満載。自宅で過ごす方のために  https://t.co/SgWbFYzpSz

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美人画だけでなく、こんな口絵も。富岡永洗による、後藤宙外『新機軸』の口絵。主人公である画家は、画界を一変させるような不動明王を描こうと模索。美の神の化身である不動明王に捕らえられて苦しんでいます。「鏑木清方と鰭崎英朋」展は3/16まで休館。自宅で浮世絵を楽しむために

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江戸時代、疱瘡(天然痘)除けのお守りが、疱瘡絵という浮世絵。赤は魔除けの効果があるとされ、赤一色で摺られています。ミミズクは、丸い大きな目をしていることから、天然痘による失明の危険から守ってくれました。太田記念美術館は3/16まで休館中。自宅で浮世絵を楽しむために

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動物たちにつられてか、こんなものまで相撲を始めました。ほおずきの実です。見事に投げ技が決まって軍配が上がったところ。みんなちゃんとまわしをしています。作者は歌川国芳。太田記念美術館は3/16まで臨時休館。自宅で過ごす方のために、心がなごむ浮世絵を紹介しています。

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新型コロナウイルス拡大防止を祈念して、葛飾派の絵師による「須佐之男命厄神退治の図」という肉筆画をご紹介。スサノオが、疫病をもたらす厄神たちを退治し、二度と悪さを働かないよう手形証文を取っているところです。太田記念美術館は3/16まで臨時休館。自宅で浮世絵を楽しむために

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ウサギとサルのお相撲。ウサギのお尻が可愛らしいですね。行司を務めているのは金太郎。やさしげな眼差しで二匹の取組を見守っています。月岡芳年の「月百姿 金時山の月」より。太田記念美術館は3/31まで臨時休館。自宅でも楽しめる、心がなごむ浮世絵を紹介しています。

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王子の狐たちの行列といえば、こちらの作品もご紹介。桜とまったく関係ないですが…。男性が狐に化かされ、上機嫌で駕籠に乗っています。狐たちは大名行列ごっこをしたいようです。男性もお殿様気分でウィンウィンでしょうか。外出自粛の要請が続く中、せめて心がなごむ浮世絵を。

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本日は ですが、にぎやかなお花見を楽しめそうにありません。せめて浮世絵の中のお花見をお届します。葛飾北斎の「冨嶽三十六景」より。先ほどの歌川広重と同じく御殿山の様子です。御殿山は現在の品川駅の近く。当時はすぐそばに海が見えました。#おうちで浮世絵

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お気に入りの花見浮世絵じっくり探しながら一杯やろうぜ

①歌川国貞「六条御所花之夕宴」
②楊洲周延「千代田大奥 御花見」大奥の女性たちの花見
③歌川広重「浪花名所図会 安井天神山花見」踊りに興じる花見客
④月岡芳年『芳年武者無類』花見をする義経(奥)と弁慶


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歌川貞重の「教訓三界図会」には、花見を楽しむ陽気な人々の様子が描かれていますが、タイトルに「教訓」とあるように、「人々由断(ゆだん)すべからず」という注意を促す言葉が添えられています。まるで現在の私たちに向けられたメッセージのようです。自宅で浮世絵を楽しむために

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厄除で知られる鍾馗。赤一色の鍾馗は疱瘡除けとして描かれています。今回は国芳の絵を今風にアレンジして描きました。

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風を題材とした浮世絵をご紹介。葛飾北斎の「冨嶽三十六景 駿州江尻」。突風に吹き飛ばされないようにする人、懐紙を風に飛ばされてしまった人、空を舞う紙。北斎は目に見えない風というものを、人や物の動きで見事に表現しています。ご自宅でも浮世絵を楽しむために

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江戸時代のネコもコタツが大好きだったようです。満足そうな表情で丸くなって眠っています。鈴木春信の作品。ちなみにコタツに座る左の人物は男性、右は女性。男性がコタツの中で女性にちょっかいを出したようで、逆に足をくすぐられています。自宅でも浮世絵を楽しむために

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今宵は月が綺麗です。こちらの浮世絵とともに月を眺めてみてください。「こむな夜か又も有うか月に雁」。

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版木の木目を活かした一枚。白と淡いブルーで表現された「養老の滝」にはうっすらと木目が見え、まっすぐに落ちる水流をあらわしているようです。彫師は木目がどう出るかまで考えて版木を作っていたはずで、広重の落款の隣には「彫竹」の名前が記されています。
(現在は臨時休館中)

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四季の草花と美人をあわせた「四季の花園」シリーズ。女性たちはその季節や年齢に応じて着物を着こなし、さまざまな模様を身につけています。
「山吹に菖蒲」の娘は、白い襟に水色の紗綾形模様、帯には水色と黒の市松模様、振袖には縞&千鳥に渦巻雲を重ねた模様が使われています。

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演目『夏祭浪花鑑』に登場する魚売り・団七九郎兵衛と俠客・一寸徳兵衛。義兄弟の契りを結んだ2人は、色違いの双子コーデです。現代ではギンガムチェックで知られますが、日本の伝統模様では「弁慶格子」といいます。格子=チェック、縞=ストライプは江戸っ子の間で流行しました。

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吉原にあった扇屋の遊女・花妻。
扇屋にちなんで簪(かんざし)の先には扇の飾りが付いています。外側の着物は黒地に派手で大きな蝶をデザインし、内側には青と赤のストライプに黄色のコウモリを配しています。帯や襟にも模様が入っていて、存在感のあるコーディネートです。

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