弥生美術館「もうひとつの歌川派⁈」月岡芳年から続く歌川派の絵師達を紹介した展覧会。明治期に入ると挿絵画家として活躍した者が多いだけあって物語性の高い作品が中心でした。今回は英朋の弟子の朋世が特に良かったです。銭形平次捕物控の挿絵は小説を読んでみたいと思わせる魅力がありました。

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?! 展覧会チラシに使用している の絵は「白百合」。大正5年の『婦人画報』に掲載された口絵です。

女性の表情だけでなく、紫陽花柄の着物(と半襟?)、指輪、簪などの装いの描写も素敵。わずかに覗く襦袢の赤もにくいですね。

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筒井年峰「花の下」明治41年

頭に大きなリボン、半襟には襟どめを付け、袖口からは白いフリルがのぞくお洒落な袴姿。こちらは2/2までの展示です。

年峰は月岡芳年の門人。弥生美術館 を観にいらした方、ぜひ竹久夢二美術館 も併せてご覧ください。

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弥生美術館『もうひとつの歌川派?! 国芳 芳年 年英 英朋 朋世 浮世絵から挿絵へ 歌川派を継承した誇り高き絵師たち』へ。派閥と謂えども背景も伴って各々強烈な個性。添えられた系図が親切です。また今回の特性カプチーノは松に月の風景。ココアの甘味と抹茶の芳ばしさ。胡麻が追いかけて来る拘り。

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