モーリス・トゥールヌール監督作、Victory (1919)を見る。離島で隠者のように暮らす男が旅楽団の女を助けたことで思わぬ危機に。南国情緒のメロドラマかと思いきや、金品と女を狙う悪党らの登場でノワール風のサスペンスに。世間と距離を置く主人公や真意が不確かな女など、“わらの犬”に似ているかも?

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No.960
「わらの犬」(1971年)
★★★★
都会から田舎に越してきた気弱な理系男(ダスティン・ホフマン)が、村人たちから徹底的な嫌がらせに遭い、ある日とうとうブチ切れて皆殺しにする話。
サム・ペキンパーらしいジメジメした暴力演出がすさまじく、人間誰もが持つ凶暴性・暴力性を炙り出した傑作。

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サム・ペキンパー雑感③「ダンディー少佐」と「ワイルドバンチ」の野営地、「ビリー・ザ・キッド」「わらの犬」の酒場、「ゲッタウェイ 」の計画説明、「戦争のはらわた」の兵士宿舎のシーンを観れば、芝居場の“構成力”ってのが具体的に分かる。ペキンパーの演劇演出経験が生きてます。

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『わらの犬』鑑賞。
ジョニー・トー、タランティーノ、S・クレイグ・ザラーら後世の監督たちにも多大な影響を与え続けているバイオレンス映画の名作。「帰り道がわからない…」「僕もだ…」 という劇中セリフにもあるように、暴力というものが発動した際の向かう矛先は迷宮そのものであるということを

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わらの犬(straw dog / 1971年)という映画のダスティン・ホフマン演じる数学教授です。妻の故郷の別荘で過ごすことになったが、妻が幼馴染と出来てしまったり、最期はインテリ優男の亭主の野性が目覚めて、妻の幼馴染共と対決します。大好きな映画です。

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「おませなツインキー」のポスター各種。「わらの犬」みたいな映画に仕立てあげられてておかしい。ブロンソンにヒゲを足すのは日本だけじゃなかったのね。

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わらの犬
「血まみれのサム」面目躍如の鬼気迫る名現代劇
人間本来の野蛮かつ根源的な欲望を否定しながらも、結局はそこに生きる価値と悦びを見出したかのようなラストでのダスティンホフマンの演技と表情が忘れ難い

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