【後日談②】

レンドン
「僕が忙しい間のフズィオネの
遊び相手兼見守り役は、
リコとひんめるに任せて来た。

フズィは前世の記憶がある=
二人の事も覚えているから、怖がったりしないんで
話が早かったよ!(*^-^*)ノ」

~今度こそFin.~

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謎の少女指を弾くと、フズィの苗が
鳥かごに入れられてしまう。

「この花は、私の前に落ちて来た
大事な研究の対象だから、あげない!
……と思ったけど
この森のレア薬草採って来てくれたらあげる」

戦闘で家を荒らすわけにも行かないので、
結局採りに行くハメに……

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リコ
「ま、マママ、マスター!!
大変よ!! あの鉢植えが……
”フズィの苗”が無くなっているわ!!😱」

レンドン
「!!!??」

シャルルム
「えっ? マジで
流れ星が願い叶えちゃったの?!( ゚д゚)」

レーナ
「何よ朝も早から……って
今、なんつった?(#^ω^)」

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エレメス
「話は全部、
シュネ先生から聞いわ!(^-^)/」

レンドン
「ああ。こうしている内に
リコが色々(子供服とか)
準備してくれてる。
早く出ておいでフズィ……!(´ω`*)」

リープ
「レンちゃん未婚の父?(・∀・)」

レンドン
「それ言っちゃいけない(#^ω^)」

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レンドン
「いよいよ蕾らしいの出て来た……
こんな”心が無い=抜け殻”みたいな植物から、
一体どんな花が咲くと言うんだろう……!?」

デデ
「ワイにもわからへん💦
そこらへんの全植物にも聞いてみたけど、
皆、こんな事例は知らへんって
言うとる(´ε`;)ウーン…」

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レンドン
「……朝っぱらから君を呼び出したのは
他でもないーーー」

ジェレス
「皆まで言わないで下さい。
エレメスさんやレーナちゃんから
聞いています。
……いつもどおり、お貸しします」
(背中の<謎の杖ジェイル=ガデュラ>を差し出す)

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レンドン
「これだけ大きくなったのに
何も”声が聞こえない”なんて……
どうなってるんだ?

……眼鏡を外してフルパワー状態になっても
聞こえない事に変わりはない。

どうして何も喋ってくれない?
返してくれない?
……僕、”フズィの子供”に
嫌われてるのか……!?」

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エレメス
「普通に土に植えてても、成長が早いのね~!
種も変異の影響を受けたから?
そろそろなんか喋った?(^-^)/」

レンドン
「それがまだ……💦
人見知りの個体かもしれない。
そういう植物とは、
グリーナーでも会話出来ないんだ。
まあ、その内慣れてくれるさ」

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レンドン
「(種を取り返すまでが)長かった……!!
やっと”フズィの種”から
芽が出た……ッ!!(´;ω;`)」

リープ
「やった~っ!!\(^o^)/」

エレメス
「なんて喋ってる!?」

レンドン
「それがまだ……
まあ、芽吹きたては
まだ喋れない子もいるからね(´・ω・`)ノ」

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【プロローグ①】
5月下旬某日……

心を通わせ「フズィ」と名付けた山野草が
遺した”種”を植えようとしていると、
突如、シャルルムが現れて
種を奪って逃げだした!!

「種を返して欲しくば、私を捕まえて
貴方のモノ✨にしてね~ん♥♥♥」

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