【プロローグ①】
5月下旬某日……

心を通わせ「フズィ」と名付けた山野草が
遺した”種”を植えようとしていると、
突如、シャルルムが現れて
種を奪って逃げだした!!

「種を返して欲しくば、私を捕まえて
貴方のモノ✨にしてね~ん♥♥♥」

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レンドン
「いつまでも悲しんでいられないさ。
放課後には、”フズィの遺した種”を育てる
準備をしなくちゃ!
先生に聞いたら、今が、本来の
シュテル草の種蒔き時期なんだってさ!(*^-^*)」

リープ&エレメス
「賛成~!
私達も、お手伝いするぞ~っ!!\(^o^)/」

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レンドン
「少しでも”生まれて来て良かった”って
思って欲しくて

名前を付けて、毎日
水を上げて日に当てて、
今日の天気の事からどうでもいい事まで、
とにかく話しかけ続けた。
苦しい思いも寂しい思いも
絶対させないように。
その位しか出来る事は無いからーーー」

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レンドン
「酷いなぁ……
今は、耳が立たないから眼鏡掛けられなくて
何も見えないのに……」
(↑でも人間より聴力が高いので
2人が来たと声でわかった)

エレメス
「ごっ、ごめんなさい!!
だって、つい……!!😖」

リープ
「最期に……
フズィちゃんは、何て……?😧」

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エレメス
「レンドンったら……気になるじゃない!
こっそり、ガーデンに戻ってみよう!(`・ω・)

リープ
「えぇ~っ!?
怒られちゃうよ~!?(;・∀・)ノ」
(↑でも、ついて行く)

エレメス&リープ
「ーーーあ……!!」

レンドン
「………………。」

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リープ
「レンちゃん……!」

エレメス
「ちょっと!
いつまでそんなフヌケヅラしてる
つもりなのよ!?」

レンドン
「大丈夫、フズィはまだ生きてるよ。
……ただ……
今日はこれから、僕がいいって言うまで
ガーデンで
フズィと二人っきりにしてくれないか……?」

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レンドン
「フズィのような山野草は初めて見たから
わからないけど、
種が一つしか成らないなんて……
しかも♥型なんて、珍しいなぁ」

シュネージュ
「それも本来
もっと沢山種が出来るはずなの。
変質してしまった結果ね」

エレメス
「ついに種が熟したって事は……」

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シービック
「レンドン、
最近、体育の授業にもカオサー退治にも出ないが
大丈夫なのか?」

レンドン
「ん~? 大丈夫さ。
何かにぶつかって、
フズィがへし折れたりしないように
激しい運動しないってだけ。
ウォーミングアップや
散歩くらいはしてるよ(*´ω`*)ノ✨」

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エレメス
「フズィ(レンドンの頭の草)、
種が生成中みたいね……」

アミエット
「何ですか貴女は!
最近、毎朝来てるじゃないですか!(ーー゛)」

エレメス
「うっさいわね!
は、花見よ!花見っ!💦」

アミエット
「とっくに散ってるじゃありませんか……(~_~;)」

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レーナ
「お花、萎んじゃったわね……(;'∀')」

エレメス
「き、気を落とさないでよ!(;゚Д゚)ノ」

レンドン
「何言ってるのさ?
花が萎んだくらいじゃ、株は枯れないぞ?
ね~、フズィ🎵」

エレメス
「あ、それもそうか!
まだ会話出来てるのね……(;´∀`)」

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レンドン
「フズィ、蜜蜂さんが来てくれたね☺️」

エレメス
「まだ開花してるわね……
で、フズィって実際は何て品種?」

シュネージュ
「あの葉と花の形から見て
グリーナー集落のある地方に多い
”シュテル草”だと思うの。
変質したためか
花色が原種と異なっているけど」

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レンドン
「あ、先生!
おはようございます!(*´ω`*)ノ✨」

シュネージュ
「ついに、開花したわね……。

野生の小型植物には珍しい、なんて濃い花色……!
やはり、レンドン君の中の
グリーナー遺伝子の花色(画像③)の影響を受けて
変異したのね……!」

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【これまでのザックリリプレイ】

妖精混血児レンドンの頭に山野草が生えた!
医者からは早めに抜くように言われるも
レンドンは、草にフズィと名付け
そのまま頭上で育てる事に。
妖精の力で草と話せるので、フズィと絆を深めるが
それは生育を早め、別れが近くなる……!?

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