『女吸血鬼』(59)、中川信夫監督。天知茂が愛する勝姫(三原葉子)の血を吸った為島原の乱から生き続けるダンディで美貌の吸血鬼を堂々怪演。一寸法師、半裸の巨人、不倫を嗜める怪しい老婆、蝋人形にされる美女たちとどこか江戸川乱歩ティスト満載。日中は平気で月光で苦しみ吸血鬼になる設定が珍しい。

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<0556 …ダン> 東海道四谷怪談
今日は文政8年(1825年)に歌舞伎劇場・中村座で「東海道四谷怪談」が初演された日であり「幽霊の日」。鶴屋南北が71歳のときの作品で、江戸時代にその高齢で書き上げたというのがまたすごい。繰り返し映画化されるが、最高傑作は1959年中川信夫監督作か。

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中川信夫監督作、虞美人草 (1941)を見る。明治の末、資産家の惣領だがインテリで気鬱な兄と、その腹違いの妹で女王様気質の令嬢を中心に様々な人間模様が展開する。複数の縁談話をダシに、新時代の気風とその弊害に対し、個人はいかに立つべきかを語るいかにも漱石的世界。毒娘役の霧立のぼるが見事。

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ホラーMAP③日本編

日本独特のホラーキャラもたくさん居て、昔は中川信夫監督の「地獄」(1960)、最近では「リング」(1998)などが海外で高い評価を受けている。いや〜日本ってホントに怖い国ですね。

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女優・若杉嘉津子(1926年生)は今日3月23日が誕生日。50年代新東宝で活躍。
主演した傑作『東海道四谷怪談』('59中川信夫)『毒婦高橋お伝』(58同)『怪談かさねが渕』(57同)他 https://t.co/ikhVQd0QLw
『裸女と殺人迷路』(59小野田嘉幹) https://t.co/yo7Xzoh21P

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《好きな邦画を9本》とか募つてゐたので11本を2囘分けて
赤西蠣太     1936年:伊丹万作
お嬢さん乾杯   1949年:木下恵介
里見八犬傳    1954年:河野寿一
紅孔雀      1954年:萩原遼
美女と怪龍    1955年:吉村公三郎
夏目漱石の三四郎 1955年:中川信夫

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映画『人形佐七捕物帖 花嫁殺人魔』(1957)が公開されたのは、62年前の今日(12月28日)だったそうです
若山富三郎さん主演「人形佐七捕物帖シリーズ」の第3作目
監督は前作までの中川信夫さんから加戸野五郎さんに替わりました
今回も奇怪な謎を追って佐七が大活躍
天知茂さんも素敵です‼️

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(円盤が発売されて、まだレビューしていなかったので)『ハウス・ジャック・ビルト』を観た。
『エレメント・オブ・クライム』的なものだと思ったら、中川信夫版の『地獄』(そういえばコレも神曲とゲーテがモチーフ)が始まる、そんな地獄絵図的カオス映画の大傑作です。

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映画『悲しみはいつも母に』(1962)が公開されたのは、57年前の今日(6月3日)でした。
新東宝で『愚連隊』というタイトルで1961年に製作されていましたが、新東宝の解散により、翌年大映の配給で公開されました。
中川信夫監督の新東宝での最後の作品になりますね。
切なく心に残る映画です。

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「怪談映画の巨匠」中川信夫(1905-84)は今日4月18日が誕生日。「(他の監督が断る)変なもんはすぐ僕のところへ来る」
傑作 『伊太八縞』『怪談かさねが渕』『毒婦高橋お伝』『亡霊怪猫屋敷』『女吸血鬼』『地獄』、ドキュメンタリー他 https://t.co/vPiF0rITp5

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『地獄』
学生が迷い込む人間界の地獄と本物の地獄。サスペンス&あの世の阿鼻叫喚。悲運に次ぐ悲運。子供に観せてはいけない筆頭。
中川信夫監督は冒頭から猛キテレツ。四角い天知茂と可憐な三ツ矢歌子。些細な悪戯さえ見逃されないから怖い。人類皆罪人。痛みとグロさの大芸術。

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12/28同窓会参加の皆様から、ここ3日間「楽しかった」とのメールや電話が続々。
ご参加ご協力ボランティアの方々、どうもありがとうございました。
中川信夫監督ご子息は、九重さんの孫『オモチャの反乱』ベストワン発言に大感激、大喜び。
今回「招待状」表紙の元ネタわかるかな?

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八千草薫による『夏目漱石の三四郎』(中川信夫監督 1955)の麗しの美禰子が、テレ朝『やすらぎの郷』でチラッと流れた! の為、すかさず保存。

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『江戸川乱歩シリーズ 明智小五郎』
「貴女は覗かれている 人間椅子より」
中川信夫監督は、原作小説を「美しい顔にエゴイストの心を持つ女と醜い顔で純粋な心を持つ男」という情念のドラマに仕上げました。

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