竹久夢二はモダンなイラストで、西洋音楽の楽譜表紙絵を数多く飾りましたが、自身の好きな音楽は「三味線にてうたう日本の唄」でした。

夢二が描く美人画は、三味線を弾く姿も多く残されています。しっとりとした女性のたたずまいからは、爪弾きの音色が聴こえてきそうです。

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6月4日は

虫が登場する竹久夢二・画でイチオシは、絵葉書「日本の浅春」。

雑誌『令女界』の付録だった2枚セットの絵葉書は、蝶&和洋の装いに身を包んだ令嬢が描かれています。

ひらひら舞う蝶と、繊細な乙女の姿は重なり、はかなくセンチメンタルな趣に満ちています。

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6月3日は、作家・高見澤潤子の誕生日。

当館に寄贈され、今春初公開した竹久夢二の日本画「サーカス」は、潤子の夫で漫画家の田河水泡が旧蔵。

田河が、夢二の息子から本作を「快くその場で買い取った」こと等、二人の繋がりがうかがえるエピソードを、潤子はエッセイに残しました。

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竹久夢二が描く動物といえば、黒猫のイメージが強いですが、こちらの『クロネコ』は〈カフェ・クロネコ〉発行の雑誌で、夢二が表紙絵を描きました。

テーブルに薔薇(花の中央に目!!)が一輪置かれ、
カーテン越しの窓から謎めいた目が……
題字のレタリングも、モダンでお洒落です☆

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5月15日の誕生花は〈ドクダミ〉、花言葉は「白い追憶」「野生」です。

竹久夢二は身近な植物であるドクダミを好み、図案のモチーフにすることも。

日本画「鴨東の夏」で夢二が絵筆をとった、舞妓の帯に注目!
帯の柄はドクダミ。浅葱色の着物を引き立て、清楚で上品な印象です。

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今日は

竹久夢二にとって母・也須能(やすの)は、幼い頃の一番の理解者であり、理想の女性でした。

その思いは成人して画家になってからも変わらず、郷愁と良き思い出を、母と少年というテーマで繰り返し描き、詩にも思慕を表しました。
「母」のレタリングも素敵です!

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5月5日は 🎏
端午の節句に飾られる「五月人形」は、金太郎がモデルだそう。

竹久夢二は雑誌『子供之友』の付録につけられた「お伽の国めぐり双六」のコマに、軍配を持ってクマとネズミの相撲に立ち合う、金太郎を描きました。なんだか微笑ましい光景ですね♡

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109年前(1911)の4月3日、東京の日本橋が木橋から石橋に架け替えられました。
竹久夢二が楽譜表紙絵を飾った、セノオ楽譜「お江戸日本橋」は、町娘が木橋の日本橋を歩く姿が描かれています。
川岸には河岸蔵が立ち並び、江戸情緒漂う風景を、夢二はとても愛していました。


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で紹介された妹尾楽譜(セノオ楽譜)といえば竹久夢二♪

大正期は音楽を楽しむのに、楽譜が身近な存在でした。
当時は楽譜表紙を飾るイラストが注目され、夢二は視覚面から音楽を多彩に表現しました。

再放送でぜひ、夢二画のセノオ楽譜をチェックしてください!

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