「これから100年の間、ドイツ音楽の優位性を保証する何かを、私は今日発見した」
── シェーンベルク(ヨゼフ・ルファー宛書簡より)

1921年7月24日、シェーンベルクは新たな構想のもと新作の作曲を開始。そのピアノ曲の冒頭に並ぶのは重複のない12の音符。
十二音技法音楽の黎明。100年前の今日。

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作曲家アルバン・ベルク(1885-1935)は2月9日が誕生日。
シェーンベルク、ヴェーベルンと共に、無調を経て十二音技法を開拓した新ウィーン楽派の一人。
ピアノ・ソナタ作品1(グールドの演奏)https://t.co/fEb9bBUKpP
上記3人の名をモットーとする、室内協奏曲(1925) https://t.co/BV9c64O4HA

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承前)そこに書かれた「貧しさの豊かさ」ということばこそがブラームスの音楽の美しさを要約したものだ。シェーンベルクは彼の無調音楽や十二音技法にもこのような動機の反転による素材の発展を積極的に用いており、またこの曲をオーケストラに編曲している。

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