# 読了

【短編小説】#読了
内田百閒「旅順入城式」

法政大学の講堂で活動写真を見た。
旅順開城の写真が始まった。兵士が喘ぎ喘ぎ、大砲を引っ張って山に運び上げる。
大砲は一発打つと、反動で前後に転がった。弾丸は何処に飛んでいくのか……
語り手はなぜ泣いたのだろう。過去を知りたい。

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