# 読了

【短編小説】#読了
中島敦「山月記」

官職を退き、詩人として名声を得ようとした李徴。
虎になり、人間の心を失いつつある。
叢の中から友人の袁傪に、自作の詩を記録するように頼んで……
「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」、印象に残る言葉です。

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虎は、既に白く光を失った月を仰いで

(我が臆病な自尊心と)
(尊大な羞恥心との所為である)

*サンゲツキ

表裏あつくん

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