(酒瓶の蓋をひねる音)

ん〜…!いい香り!
間違いなく上モノッスね
よっと…

(顔から「狐面」を外す。そこには非常に端正な顔立ちをした女がいた)

(切り揃えられた黒髪。切れ長の瞳にスッと通る鼻筋。肌は雪の様に白い)

(美しい形の唇を瓶の口に近づける)

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吹き飛ばされたDr.ケイオスは軋む様な異音を立てながら、身体を起こそうとする。

そして、その痛々しい見た目に反し、先程同様やたらに高い「ノリ」で、高らかに宣言した。

「ここで ハイクだ‼︎」

僕ちゃんの/ほしいデエタは/揃ったよ

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……痛みも感じず、自身の状況も全て把握しているDr.ケイオスの「叫び」。
ー生き物の悲痛なそれとは違い、彼のそれは、ただただ、「なにかを模倣」した、無味乾燥な「音」でしかなかった。

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ア〜…なんだっけ…?
そうそう!
たしか…「カラテ」がしたいとか言ってましたね…

(帯がユミエの手と脚に集まり膨らんでいく)

Grumpy…
(おこりんぼう)

(やがて帯の四肢が出来上がる。まるでユミエから「巨人」の手足が生えているようだ)

見せてやるよ…カラテ

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形だけでは無く
「色」も私の自由自在…

(とうとう生きたDrケイオスは1人になる)

アンタがキモいポーズで見える帯を避けている間、そこら中に擬態させた帯を張らせてもらったッス
(ユミエが咳き込む)
まぁ…
一発もらってアバラをやられましたが…

(ユミエは最後の1人に近づく)

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壮大な感じに締めましたが、予定は未定です!

初参加で勝手もわからずキャラの内面語りばかりで、企画の進展に全く寄与できず猛省しています。

皆さん個性的なキャラと言動でとても魅力的でした

かつてないほどに興奮し非常に楽しかったです

本当に皆さんありがとうございました!!

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最終的に増えたその数、十人!

「今度は僕ちゃんの番だよ♡」
その全てがユエミに襲い掛かる!!

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(やっぱ本体からの操作じゃ無理か……まぁ長くは持たないだろうけど、ギリギリまで付き合ってもらうね♪)

「デジタル・ブンシン・ジツ!!」

突如Dr.ケイオスの周囲に煙幕が展開!
そしてあろうことか、Dr.ケイオスの姿が増えていく!!

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凄まじい速度で襲いかかる四本の鎌とニンジャ本体。しかしそれは全て空を切ったー

Dr.ケイオスが、人体の摂理を無視した姿勢で攻撃を回避したのだ
そのまま脇腹に右ブローを決め、吹き飛ばす

「Are you in a bad mood? グフフ♪」

着地したその姿はホラー映画じみていた

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言ったたろ、ごっこ遊びさ!
さあ!ニンジャならニンジャらしく僕チちゃんと「カラテ」で勝負しろ!
(炎を背にポーズを決める)

アッハハ!カラテって…
も〜どうせその身体、遠隔操作のお人形ッスよね?

(ため息)
なめてんのか…?
機嫌が悪いんだ
一瞬でバラバラにしてやる…!!

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「・・・この衝撃、そうか・・・」
一瞬見えた閃光は、慣れしたんだレイブレードの輝きだった。
先行偵察の折、つけられていたのかもしれない。

『クゥゥー・・・』
コケコ卿がゆっくりと降りてくる。視線の先には、市民の骸があった。
そして、カートリッジの異様な中身

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自身が誰に襲いかかろうとしているのか、自我を失った彼には、判断出来ていなかっただろう。
次の瞬間、Dr.ケイオスの手刀により、彼は完全に息絶えたー。

「僕ちゃんが関心があるのは《生きているお友達》だけだよ……さぁ、都市部へのリンクを続けて、みんなの活躍の再確認だ……」

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【更に1時間後】

(ユミエは俯いている。脇には大量のメダルが積み重なる)

ふー…
ユミエちゃん気づいちゃった
この賭場…「店員が居ない」!
誰がコレを換金してくれるんッスか!?もー!

(端末のコール音)

ん〜?
誰!?え…?
ジム・バーネット…?さん?

https://t.co/LlfvzPs1OS

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「………デ、傭兵雇うッテ?自分で行ケバイイんジャ……」
「私も色々と予定が立てこんでいましてね……今回は傭兵に手伝ってもらおうかと」
「スネーク上級研究員があの都市に何を隠しているのか……大変興味深い……」
「……ん〜上手くイクノかね〜その依頼……」

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