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○人面里芋:じんめんさといも
神沼三平太「千粒怪談雑穢」№070
佐渡島でのこと。ある集落の女性たちが里芋の収穫をしていると、引き抜いたある里芋の株の子芋全てに男の顔が浮かび、目を開いて睨みつけてきたという。
#雑穢図譜
○赤蝋燭:あかろうそく
神沼三平太『千粒怪談 雑穢』№064
家の前の砂利道で遊んでいると、急に夜のように暗くなった。驚いていると人の背丈ほどもある火のついた赤い蝋燭が列をなしてやってきた。母を呼んで玄関の扉を叩いたが誰も出てこず、泣き叫んでしまったという。
#雑穢図譜
○ストンストン
神沼三平太『千粒怪談 雑穢』№047
ある小学校でのこと。女生徒が本を読んでいると男の子の顔が机の上に乗っている。不思議に思っていると、上から同じ顔がストンストンと降ってきて積み重なり、天井まで届く顔の壁になった。女生徒は驚いて走って逃げたという。
#雑穢図譜
○黒二人:くろふたり
神沼三平太『千粒怪談 雑穢』№036
横浜市北端。ある人が子供の頃、某私鉄の駅のそばで道に迷うと、路地の向こうからやってくるという真っ黒な2人連れに何度も遭遇した。何をするわけではないが、顔を覗き込んでも真っ暗で表情がうかがえず、恐ろしかったという。
#雑穢図譜
○ 眼バルーン:め‐
神沼三平太『千粒怪談 雑穢』№032
ある人が小学生の時のこと。友人の家へ向かう途中、ビルの4階くらいの高さに大きな黒い球体が浮かんでいるのが見えた。アドバルーンかと思っていると、不意に大きな眼を見開いて迫って来たので、泣きながら逃げたという。
#雑穢図譜
○杖つきババア:つえ‐
神沼三平太『千粒怪談 雑穢』№018
夕方に現れ、自分の噂を聞いた子供を追いかけるという老婆の怪異。逃げても家までついてきて、寝ている時胸の上に座って笑う。子供だけに見えて大人には見えないという。
#雑穢図譜
○トマト落とし:‐お‐
神沼三平太『千粒怪談 雑穢』№017
ある男性が夜道を歩いていると、上空から何かが落ちてきて、パシャア、という音ともに飛散した。驚いて見上げると真っ暗な空からもう一つ落ちて来て破裂した。翌日確かめると完熟したトマトが破裂した後がいくつも残っていたという。
〇欄干人:らんかんじん
神沼三平太『千粒怪談 雑穢』№015
ある人が子供の頃よく通っていた橋の欄干にはいつも白い人がずらりと並んでいて、何をするでもなく通行人を目で追っていた。中学生の頃、親に確認しても取り合ってもらえなかったが、弟だけは強くうなずいていたという。
#雑穢図譜
○ タケウマ
神沼三平太氏蒐集の怪談「タケウマ」に登場する怪異。
神奈川県の猟師の間で言い伝えられている物で、猟の際に竹林に入ると突然一人になっていることがある。この時二本揃って動く竹が現れるが、これを追いかけたり、竹の上に立っている者を確かめようとすると災難に遭うという。
○笑い面:わら‐めん
竹書房刊、神沼三平太著『恐怖箱 坑怪』収録。同題の怪談に登場する怪異。ある女性と付き合い出した男性に見えた人影で、能面を被っているように見える。彼女に問いただすと、その能面とそっくりの顔の元彼の写真を見せられたという。
『実話怪談 凄惨蒐』
神沼三平太
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●「数珠の主」
交通事故で間接的に二人の人間を殺しているという男。彼の腕につけた二本の数珠は定期的に切れ、そのたびに人が死んでいく…
#読書 #怖い話 #ホラー #実話怪談
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