【#能面100 展豆知識⑪📝】
飛出は『申楽談義』に「菅丞相(菅原道真)の柘榴くわつと吐き給へる所を打つ」と描かれているように、目と口を大きく開き、眼球が飛び出るように見えることから《大飛出(おおとびで)》と呼ばれます。雷神や蔵王権現など荒ぶる神の役に用いられます。

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【#能面100 展豆知識⑩📝】
《般若》は一見恐ろしい造形をしていますが、その嫉妬と怒りの内に深い悲しみも表現されています。面の名称は室町後期の面打般若坊が創作したことに由来すると言われています。ちなみに「般若」は仏教用語では「悟りを得る智慧」という意味だそうです。

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