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70年代にはジョージ秋山の『銭ゲバ』が登場し、金銭こそがこの世の真理と信じ銭の為ならどんな事でもする、蒲郡風太郎の悪逆非道な活躍が描かれた。
自身の醜い容姿や背景をハンディキャップとする在り方は『リチャード三世』の系譜にも近い。
数あるピカレスク漫画でも定番所の立ち位置である。
以後、犯罪を繰り返し、社会への報復と地位獲得に奔走する男、蒲郡風太郎の人生が幕を開ける。大会社の社長邸宅に使用人として転がり込み、善人の皮を被りながら裏では参謀術数の限りを尽くして幸せを奪う。「銭のためなら何でもするズラ」しかしその顔は非道でも、どこか苦しく痛々しい。