鈴木大拙(だいせつ):帝国大学で学び、鎌倉円覚寺の今北洪川、釈宗演に師事。明治30年アメリカに渡り、「大乗起信論」の英訳、「大乗仏教概論」の英文出版、英文雑誌などを創刊。アメリカの大学で仏教や禅思想を広く世界に紹介した。

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鈴木大拙(すずきだいせつ):釈宗演(大正期の臨済宗の僧)について禅を修行。仏教、特に禅の思想の研究、普及に努力。仏教関係の英文著作も多く、海外での名声が高い。

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そうして、その生活というのは、いわゆる生活の物質的向上ではなくて、霊性的方面の向上である。『東洋的な見方 』

(1月7日)

(鈴木大拙 一日一言)人間を深める道

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大慈悲

 仏心とは大慈悲是なりである。
『東洋的な見方』

(1月4日)

(鈴木大拙 一日一言)人間を深める道

    

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仏者はこれを大慈大悲という、つまり、慈悲の心、人間は各自にその心でつながりあっているのである。『全集』二十二巻

※アルトルイズム……利他主義。

(1月3日)

(鈴木大拙 一日一言)人間を深める道

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理屈で固め、概念でこね上げ、権力で押しつけたものは、皆形骸の世界だけのことである、生きて行くものの心の中へは這入らない。『全集』二十二巻

(1月2日)

(鈴木大拙 一日一言)人間を深める道

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手足の活動

 生の自覚は思惟だけでは十分でない、瞑想だけでも間に合わぬ、どうしても手足の活動がなくてはならぬ。『全集』十七巻

(12月27日)

(鈴木大拙 一日一言)人間を深める道

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無駄骨の価値

 何の苦もなき水鳥の足の動きにも、実は思いにあまる苦労の蓄積があるのである。
「無駄骨」なしには人間何事も出来ぬ。
『大拙の風景ー鈴木大拙とは誰かー』

(12月25日)

(鈴木大拙 一日一言)人間を深める道

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百錬千鍛

 熱火の中に入れられて、ふいごで吹き立てられ、それからアンヴィルの上で、鉄鎚でもって、矢鱈に叩かれる。金属そのものの眼から見れば、熱くて、痛くて、辛いが、こんな風にして百錬千鍛せられた結果は太阿の名剣が出来る。 『全集』十六巻

(12月24日)

鈴木大拙・人間を深める道

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この思想が働いているときには、何事があっても腹が立たぬ、不足をいわぬ。しかして積極的には、身分不相応の取り扱いでも受けたように、どうも勿体ないということになる。『全集』十九巻

(12月17日)

(鈴木大拙 一日一言)人間を深める道

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力と力

「物」とその力との支配する処では、人の 心のうるおい、やわらぎ、なごやかさなど いうものは、全然見られなくなる。力と力 と相対抗するところでは、勝つか負けるかである。
『全集』十九巻

(12月14日)

(鈴木大拙 一日一言)人間を深める道

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忘恩の報い・自然の恩恵に与りながら、その恩恵に対して何ら感謝の心のなくなった現代人が、忘恩の報いをいつか受けなくてはならぬであろう。「物」を貪用した人間が、今度は「物」が持って居る破壊力を、却ってその身の上に加えられるようになるのであろう。全集・鈴木大拙 一日一言・人間を深める道

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これが愛の要旨であり、これは、相依相関の認識からおのずと生まれてくることである。『禅』

(12月12日)

(鈴木大拙 一日一言)人間を深める道

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実にこの世は一大家族にして、われわれひとりひとりがそのメンバーなのである。『禅』

(12月11日)

(鈴木大拙 一日一言)人間を深める道

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振り返らずに進む 

 禅は行動することを欲する。最も有効な行動は、ひと度決心した以上、振り返らずに進むことである。 『禅と日本文化』

(12月5日)

(鈴木大拙 人間を深める道

    

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鈴木大拙が言うには古神道や神社仏教は日本的霊性とは関係が無い。天皇制は戦前は国粋主義に、戦後は疑似キリスト教に利用され、日本的霊性とは別の西洋的ユダヤ的なもの。日本的自由とは「liberty」環境からの自由では無く、自ずから成る(内発的)という自由。日本的と言っても海外に広まっている。

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長尾謙一郎『三日月のドラゴン』登場する空手の師範の名前が西田凡拙で、その息子が愚太郎。西田幾多郎と鈴木大拙がモデルとしか思えない。

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鈴木大拙館③開館記念に小学生対象の「映像紙芝居」ってのを描かせてもらったのですが、今のところ本館のみの上映で、不定期。お子様連れの貴方、学芸員つかまえて「おい、ちょっとみせろよ」と頼んでみてください。ちなみにこんな絵。

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