ドタンバタン!
ガチャーン!ドンガラガッシャーン!

もがー!?

「大人しくして下さい!くそっ!普段は非力のくせに!」

うがー!!?

「縄だ!早くしろー!」

ももがー!?!

グルグルグルグル

「ここでしばらく大人しくして下さいよー」

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西マクシオン、ヘルダーラント邸

「邪魔するよ!」

豪奢な扉が一瞬で微塵切りとなる、
今月だけで何度目だろうか………

「ちーっす、飯たかりに来たよ〜」

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【海月宮】マクシオン本星のアステロイドベルトに潜むマクシオン大貴族「マスター・グランゲ」の宇宙要塞。
「おー、待っていたよ! ビッグソルト君!」
「グランゲ様、ザワギ殿、お待たせしました。
帝反乱軍である平民の扇動は概ね成功いたしましたぞ」
「相も変わらぬか…」

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「朱天の様子は?動きそうかね?」

「…いえ、これっぽっちもロックが外れません。」

「ふむ、それは困った…じゃあ…」

「な?!そんな事が可能なのですか?!」

「そりゃできるでしょう、どれほど強くともコレは"EXM"なのだから。」

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ランティス「いやぁ、絶景、絶景」

マクシオン西部
工業商業都市ヘルダーラントの代表である
ランティスは機嫌が良さそうだった

何せ東側からの大口注文であるからだ

軍用ライフルを装着した
スピナティオ達が続々と生産されていく

ナターリア「機嫌が良さそうねランティス」 https://t.co/aIvY4e1j4G

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シエル「えーっと?どこにいるんだろ」

あの事件が終わってからイヴェリアに会っていなかったシエルは、旅に出る前に一度挨拶をしておきたかった。

シエル「よくよく考えたら、面と向かって話した事なかったかも」

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「ヘルダーラントっつったか…街の名前にあのランティスって男と同じ苗字…!これはもしや…上手く仕事を貰えればかなりの稼ぎになるんじゃないか!?そうなれば…ネオン街の富裕層エリアに住める!?イャッホー!!これで薄汚いメガビルディングから出られる!!」

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_…斯くして、決意を新たに、《砕禍衆》は武者修行の旅路に着くのだった…次の行く先は…地球。_


『砕禍の萌芽』~完~

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https://t.co/hhuIxhSZHJ

_…思わぬ事態に見舞われ、三軍の垣根を越えた部隊【MSC】の旗艦“ククルビタ”に乗船した《砕禍衆》…勧められた湯浴みの後、改めて今回の件とこれからについて話し合うのだった…_
(下に続きます!)

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ククルビタ艦内

ランティスとナターリアは
ククルビタの大浴場を目指していた

ふと、ランティスが薄暗い廊下に目をやる

壁に背を預けたっている光里を見掛ける

ランティス「まるで最初にヴィゾフニルで会ったときみたいだね」 https://t.co/0Bn46qZQSq

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_…要塞・富嶽周辺宙域…_
早百合「さぁ、ウチらの郷へ帰ろか!十兵衛、ゲート頼むわ!」
時貞「承知しました…ってアレ?ゲートが開かない…?困りました…激闘で魔臣源を使い過ぎてしまったようです…」
虎千代「え、帰れない…?(続)」 https://t.co/TpNF444Jmv

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「見つけましたの...ユウリ...」 https://t.co/Gi3AMfapSO

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「ここにいたのかユウリ。……今回は、色々と済まなかったな」 https://t.co/ZbO4WMH9y3

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「…っと、居た居た。
よう、ちょっと良いかい?」 https://t.co/Gtl5AgOvZX

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「さて、この辺りですませますかねえ」
気を失ったルクレツィアを地面に下ろし、光里が周囲を見回す。
まずは着物の襟元から胸に手を差し込み、握っていた物を胸元に仕込む。
顔や衣服を土で汚し、所々ナイフで切れ目を入れ、少し破く。

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ランティスとナターリアは
ククルビタからヴィゾフニルへ物資が運搬されてる作業現場へと来ていた

ナターリアが不意に指を指す

ソコには緑の髪の少女イヴェリアの姿があった

ランティス「やぁ、イヴェリア」

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ランティス「ありがとう 良いセンスを持っているね 迷惑は掛けないつもりだけど 何かあったら連絡させて貰うよ 」

去る灰被りに礼を言う二人

そして、彼女が去るのを見送っていった

※ココからはこの二人に絡めるお時間になります https://t.co/tAgDEm8AMG

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ククルビタに一台のバギィが回収された

それは見たことの無いデザインの
高級車両だと気付く

生体反応があり 回収後 中から二人の人物が現れる

それはある者は憎悪を向け
ある者は警戒をした

ランティス「回収感謝するよ」 https://t.co/kbIsKaT03z

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偽りの月を切った深紅の機体。既に全身の機体状態が危険状態に入る直前、任務を遂行出来た有無を聞く。どうやら今回も勝てたのだ。
「兄上、まだ仕事は終わってませんよ。幸い我々は軽症。重傷者の救援を始めましょう。いざとなればダルタニア家の者を呼びましょう」

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「そういや…ユウリに会ったか?」
「まぁそれどころじゃなかったんだ、また近いうちに会う事になるさ」
「だと良いな〜!仲の良い女の子も多いって聞くしな!」
「誰とくっつくのかその辺飯でも奢るついでに今度聞くか!」

何気ない話をしながら二人の男は歩いていく

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