と言う訳で先週日曜になりますが、京博観心寺展のついでに京田辺市三山木駅すぐそこにある寿宝寺に行ってきました。

前々から気になっていた畿内の真数千手の傑作である千手観音立像、漸くお目にかかれました。かれこれ十数年かかっちゃったな...。(↓)

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2.千手観音立像
国重文。像高243センチで、奈良時代後期の作。道成寺創建時の本尊像であり、1の千手観音立像の像内に解体された状態で納められていた。

現存数が少ない地方の乾漆仏と言う事で一度見て見たかった像。痛ましいお姿ながら、本堂中央で存在感を放っておられた。

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2.智証大師坐像
国宝。滋賀県・園城寺大師堂安置。寺門派の祖、円珍の像で、彼自身の遺骨が像内に納められていると言う伝承から「御骨大師」の異名を持つ。制作時期は平安初期か。

高僧像最推し。
剥落しながらも唇に鮮明に残る朱色と焦点の合わない目に霊威を感じた。

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その次は絵画、書籍類、考古・歴史資料、彫刻、工芸品の各分野の優品を展示。

絵画部門は東寺旧蔵の「十二天像」より四幅、「病草紙(歯の揺らぐ男)」、厳島神社の「平家納経」、圧倒的知名度を誇る俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」など。

日本史教科書で見たあの作品が目白押し。

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と言う訳で京都国立博物館で今日まで開催していた凝念国師没後七百年記念特別展「鑑真和上と戒律のあゆみ」を見学してきました。

内容は国宝・鑑真和上坐像を筆頭に東征伝絵巻、金銅舎利容器と言った唐招提寺の鑑真にまつわる寺宝を中心とした構成。

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