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登場人物が抱える精神疾患や知的障害ゆえのやるせない物語を、たまたま集中的に読みました。山岸凉子「ひまわり咲いた」、池田理代子「あの人はいま…」、千明初美「雨のぬくもり」、大島弓子「せめて許して!」。
『週刊マーガレット』1975年6月8日号はあべりつこ先生の表紙絵がバツグンですが、もう一つ目を惹くのが読み切り作品、鈴木葉子「日曜日には赤いバラ」。舟木一夫の同名曲からひらめきを得たとは到底思えない内容なので、偶然なのでしょう。https://t.co/nII5HKFD8W @YouTube
池田理代子『章子のエチュード』天涯孤独の身となった主人公が、次々と直面する辛苦を乗り越え成長していく姿には、ほんと自分もシャンとせねば!と思わされます。至上の愛を得るに至る怒涛の終盤はシビレまくります。
池田理代子『ふたりぽっち』表題作を就寝前に軽い気持ちで読んだのが間違いでした。大人に翻弄され時に反目し合いながらも絆を育む2人が迎える結末に絶句。読み終えた後では、表紙をまともに見ることなぞ到底できません…。
大島弓子『誕生!』表題作の余韻が深夜まで残りそう。冒頭から畳み掛けるショッキングな展開、刻々と変化する心情表現、何より美しい筆致に釘付けとなります。主人公本田あさみが幸福な未来を託すように口にした、由紀さおり「生きがい」の一節があまりにも悲しい。
『すてきな主婦たち JOUR』10月号、御年90歳のわたなべまさこ先生「ねんねの子守唄」から立ち昇る色気にはため息が出ます。がぜん他の作品も読みたくなってきました。