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「テントや海水をろ過する装置までスーツケースから出てきたし、食料も確保できた…次に必要なのは…」
「お風呂だね!」
「え、お風呂!?」
「そう!大自然の中で入るお風呂は格別なの!」
「瞳を輝かせないでくれ…もしかしなくても、俺が作るのか?」
「うん。お誂え向きにドラム缶もあるし」
「…はっ」
「鴎、気がついたか。ここは無人島だ」
「…羽依里と海で遊んでたら大波が来たんだっけ」
「ああ。瀬戸内だから近くに島は見えるし、ここは冷静に…」
「…とりあえず救難信号送ろう。パーナメントマッチで火を起こして、携帯食料も…」
「なんで全部スーツケースに入ってるんだ…?」
「ついに鳥白島にもスマホの電波が…!」
「しろは…喜んでるところ悪いけど、このご時世に3Gとか…」
「それはあくまで俗称。実は5G並の速度で、リモートもサクサク」
「それなら、なんでそんな紛らわしい名前を…」
「回線開通に尽力した3人のG(爺)に敬意を表してこの名前にしたって噂だよ」
「段々と過ごしやすい時期になってきたねぇ」
「春も確実に近づいてきてるよな」
「…ところで、私の誕生日まであと1ヶ月なんだけど」
「わかってる。バースデー旅行の予定も立ててるから心配しないでくれ」
「ほう。今年はどこに行く予定?」
「教えてあげないよ!」
「あー!私のセリフー!」
「…蒼、例のガム売ってる?」
「あー、スイカバーガムねー」
「そう、それです。ください。あるだけ」
「3個しか入荷してないけど…しろは、ガム食べるのねー」
「また夏に本物が発売されるまで、これで食いつなぐつもりだから」
「目が笑ってないわよー。禁断症状?」
「備蓄に失敗した…」
「くーださーいな」
「良一ちゃん、いらっしゃい」
「ばーちゃん、例のマーチあるか?」
「…さてはコラボ品目当てじゃな」
「ああ。島の駄菓子屋でもらえるなんて誰も思わないだろうからな」
「色々ツテがあるでの。蒼井グッズは藍ちゃんが全て確保していったが」
「な…俺より手が早いとは…」
絶賛開墾中のサマポケ農園に空きスペースとかあれば、是非フジバカマを植えてアサギマダラを呼んでもらいたいですね…蒼ちゃんの手元にいるこの蝶です。
旅する蝶と呼ばれ、七影蝶のモデルとも言われています。
男木島で見れたら素敵と思うのですよ…(*´ω`*)
「残念だけど…私と加納君は友達以上の関係にはなれないわ。あなたの大好きなピンポン玉は、おっ〇いになれないの」
「ピンポン玉を2つに割れば…おっ〇いと似た形になります!俺は…あなたの為ならピンポン玉を割る覚悟です!俺と人生の混合ダブルスを組んでください!」
「……!」
「…むぎゅ? 皆で畑をするですか?」
「ああ、チャーハンの食材を育てるらしい」
「おおー、チサンチショーというやつですね! ジャガイモ植えて、パリングルスも作りましょー!」
「そのためにはまず、パリングルス製造工場を島に誘致するところから始めないとね…」
「むむむ…右か…左か…
右がちょっと出てるから誘ってる…?いや、ブラフの可能性も…」
「鴎ってば、ババ抜きでそこまで真剣にならなくても…」
「よーし…ここは右っ!あ…」
「…引いたな」
「さーて、次は羽依里の番だよ!」
「鴎、どっちがババなのか教えてくれ」
「教えてあげないよ!」