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#きらりと9人目の姫君
残る願いは後一つ
しかし誰も最後の願いが思いつきません。
「全ての願いを叶えたら、あなたはどうなるの?」
アラジンが魔人に尋ねます。
「…次の御主人様が現れるまで…ずっと狭いランプの中です…」
魔人は少し寂しそうに答えました。
そこで、きらりは閃きました。
#きらりと9人目の姫君
アラジンがランプ撫でると
「呼ばれて飛び出てサイキック
御主人様方の願い事を三つまで叶えましょう!」
なんとランプから魔人が現れたのです。
きらり達は遺跡から出たいと願いました。
「お安い御用です!むむむ〜ん!」
魔人が念じると、あっという間に遺跡の外です。
#きらりと9人目の姫君
「私はシェヘラザード
このハラヘッタ王国のお姫様だよ!
二人は私の幼馴染で
ゆるふわな大商人のアラジンと
熱血冒険家のシンドバッド
三人でどんな願いも叶えてくれるという[魔法のランプ]を探しているんだ!」
きらり達も一緒に[魔法のランプ]を探す事にしました。
#きらりと9人目の姫君
そして優しい心を取り戻した竜は晴れやかな空へと飛んでいきました。
「…私、ずっと夢を見ていました。
そこは暗闇が広がる世界、夢も希望も失われた世界…
あの竜もきっと"絶望"に呑み込まれてしまっていたんだと思います…
きらりちゃん…あなたに希望を託します!」
#きらりと9人目の姫君
「ありがとうございます!
みなさんのおかげで、永い眠りから覚める事が出来ました!
優しさ、思い出してっ
ハッピーエンドウェーブ!」
眠りから覚めたお姫様が魔法のステッキで星を振り撒きます。
すると茨の森と竜を覆っていた黒いオーラがみるみる剥がれていきます。
#きらりと9人目の姫君
きらり達は闇雲に逃げ惑い
やがて行き止まりになっている道へと入ってしまいました。
そして、そこには妖精さん達の言う魔導書があったのです。
魔導書を手に入れたきらり達でしたが、竜はすぐそこまで近づいています。
逃げ場はどこにも見当たりません…
絶対絶命です!
#きらりと9人目の姫君
「ちょ…何する気よ…」
「えっ…冗談…ですよね?」
「おぇ…吐きそう…」
みんなが不安の声を漏らします。
「いくぞ☆スウィーティ!!!」
そんな不安をよそに
五人を乗せた木の板は山の急斜面を物凄い勢いで滑走していきます。
そして、みるみる崖が近づいてきます。
#きらりと9人目の姫君
そこには4人のお姉さん達がいました。
「私達はいなくなってしまった女王様を探しているの…何か知らないかしら?」
きらりは事情を話し女王様を一緒に探す事にしました。
五人で雪道を進んでいくと断崖絶壁に出てしまいます。
その先には…
「ちょっと…なによ、あれ」
#きらりと9人目の姫君
きらりが目を覚ますと
そこは白い雪に覆われた森の中でした。
どこかの山奥でしょうか?
並ぶ針葉樹にも雪がどっさりと乗っています。
きらりが広がる銀世界を眺めていると誰かに声をかけられました。
「もう、本当にどこへ行ったのかしら…
あら、こんなところに人が?」