なまたまごさんのイラストまとめ

『よふかしのうた』

今最推しの漫画。昼間と真逆の世界、未知の領域への第一歩とそこで出逢う"夜"の本性。強烈な憧れと後戻りできない感覚、恐怖とコミカルさの匙加減が抜群に巧い。

詩的で叙情的な世界観、色気と艶かしさのある雰囲気も最高だ。全てが未体験、自分の中の｢好き｣が大爆発した傑作。

『地球外少年少女』

近未来SFの最先端。"ゆりかご"の外へ飛び出し、まだ見ぬ未来を紡げ。突然の災禍と人類の危機、革新的で超絶細かいディティールと青春群像劇の相性は抜群。

時代の先を進む世界観、膨大な情報量を宇宙規模で語るストーリーに圧倒され夢中になる。前作｢電脳コイル｣に並ぶ大傑作。

『往生際の意味を知れ！』

映画×復讐劇。開始数ページで心を鷲掴みされる衝撃的な導入、突飛な設定だが読み進める手が止まらない。執着心、恋心、形容不可能な感情にぶん殴られる。

ミステリアスな雰囲気から一転、突然襲い来る"エモ"の塊は直撃不可避。全身でこの漫画の熱を浴びて欲しい。大傑作。

『ブランクスペース』

漫画で"空白"を表現する面白さ。肥大化する鬱憤と溢れる心の闇、そんな暴走する思春期の危うさと誰もが経験した爆発寸前の感情を描く圧倒的センス。

文学的でポップな作風、不穏でスリリングな話運びは天才の所業。クソったれな青春、｢想像力｣の可能性と怖さを痛感。大傑作。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

超絶大傑作。全ての"運命"の糸が終結する超展開と情報量、言葉という概念では到底太刀打ちできない映画の域を越えた究極の物語に思わず叫んだ。

幾多の世界線、過去の作品群、その全てに決着を着けるラストは圧巻。MCU史上最大級の熱量と感動に本気で泣く。

#2021年映画ベスト10

①アイの歌声を聴かせて
②シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
③閃光のハサウェイ
④サイダーのように言葉が湧き上がる
⑤劇場版 呪術廻戦 0
⑥映画大好きポンポさん
⑦劇場版マクロスΔ
⑧サマーゴースト
⑨Tokyo 7th シスターズ
⑩劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト

『劇場版 呪術廻戦 0』

原点にして最高傑作。歪んだ呪いを巡る、純愛と大義のぶつかり合いが胸を抉る。切なく辛い最期、真っ直ぐな"愛"が救いとなる正真正銘のラブストーリーに涙。

仲間との絆や決戦、成長譚も見応えあり。制作MAPPAの安心感、凄まじい勢いの超絶作画で殴ってくるクオリティは圧巻。

劇場版スタァライト、上半期はともかく年間ベスト1位は絶対ない。今年はアニメ映画豊作なので｢呪術廻戦 0｣の出来次第ではランク圏外も余裕である。

『さよならの朝に約束の花をかざろう』

親子の在り方、愛の再定義に挑んだ意欲作。感触のない"繋がり"を信じて自分だけの母親像、人生を精一杯模索する少女の姿に力強く胸を打たれた。

命との｢別れ｣を肯定し、同時に己の長寿に意味を見出だすラストに目頭が熱くなる。前評判よりも面白かったです。

『サマーゴースト』

美しい映像叙情詩。死と出逢い、触れ合い、言葉を交わす少年少女。生きる意味と散りゆく命の儚さ、線香花火のような一瞬の輝きに心奪われた。

暗闇と光の境目、ノスタルジックな淡い夕焼け。傷だらけの人間模様とそれを包み込む圧巻の映像美に心洗われる。今最推しの傑作アニメ。