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仙波隆綱を触媒として、単にタイトーシューティングというだけでなく、日本の、いや世界のビデオゲーム史にとっての映像表現領域を拡張させた縦シューティングがガンフロンティア、横シューティングがメタルブラックであった事は疑い様がない。この次が期待される中、残念ながらそれは示されなかった。
極端に言えばネガポジ反転機能。これを豊富な水を湛えた瀑布から上がる水しぶに使った機転が驚愕。そして、この機能が最も印象的に使われたのがメタブラの5ボス、光学迷彩然とした姿は好移植として知られるビングのサターン版でも再現出来なかった。それはF2というボードに依存した処理であったからだ!
ラスボスを眼下に見下ろす時の雲影はフラッシングで表現された。何故、半透明処理ではないのか?実はF2ボードにはその処理能力はない。滝は半透明でしょう?と思うかもしれないが、実はこれは背景とオブジェクトが重なった部分を別のカラーコードにする特殊な仕様があり、滝やロゴはこれを用いたものだ。
ガンクルーザに搭載される特殊兵器は『フルメタル カルテット』。同機は攻撃判定の無い自機を捕まえる捕獲機のような敵。4機ではなく上手く回せば5機登場する。『クレージュ』はガンクルーザ専用の艦載機で、ゲームの最後の最後に僅かに登場するザコ敵。その名の通りに真紅の機体がカッコ良かった。🦞
ゲーメストの1996年度カレンダー用に描き下ろされた転清さんの『キャノンダンサー』“狄”の集合イラスト。昔はこんなにいい時代があったのだろうか、と想像が捗る。尚、この絵が描かれた時は発売前であり、先行きも不透明であったという。当方の転清・アート・ドット・ワークスも宜しくお願いします!🙇♂️
@tosiki_m 是非是非、麒麟コスやって頂けるなら、挑戦して頂きたいです。✨🙏✨
どの色も本物であると思うのですが、初期案や添付したゲーメストのカレンダーのイラストでは、それに因んだ青のズボンを履いています。一般的には謎の多い作品で、もしご興味が深くなる様でしたら拙書もお求め頂ければ幸いです。🙇♂️
眼下に麦畑が広がる。風がその上を走っていく。ここで鳴る風音こそ始めてゲームの中で風が吹いた瞬間だと思っていて、これをパレットチェンジで表現した発想が圧巻。風は様々な解釈でいい筈だが、前述の河口の濁りが流血のメタファーであったとすれば、それは冷たく厳しいものであったかもしれない。💨
ガンフロンティア4面はマカロニ・ウエスタンな旋律で荒野へ。河口が濁るシーンから始まるが、これも単純なパレットチェンジというだけでなく、ゲームが終盤に入っていくプレイヤーの心象を投影した心理的効果があった様に思う。木材で組まれたダミー戦車は住人がワイルドリザードに抵抗した跡だろうか?
ゲームスタートはデスペラードがアップから画面に滑り込むように急降下して、切迫した緊急性も感じさせたが、そもそもこれは敵に奇襲攻撃を仕掛けているという仙波さんの演出意図!後ろ向きの敵機が散開、開幕の戦車が撃ってこないのも、まだ搭乗員が乗っていない(奇襲を受けている)からであった。💥
まだゲームでは手垢の付いていなかった『時は未来、地は荒野』(by栗原桃郎)という世界を舞台としたガンフロンティアのOP.『...僕たちは、』のみ渡部恭久氏の作曲で、デザイナーとして参加した小川(少年)貴之氏による「僕達は、待っていたんだ。」が印象的だった。後にダラ外で冒頭がオマージュされた。