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夜鳥さんの半妖設定は彼のアイデンティティなので隠しはしない。
基本この子は小さい声で喋るんだけど、それには色々と理由があって。
妖怪のハーフな夜鳥。
夜雀って妖怪の血が混ざる人なんです。
夜鳥もフィオリタも今まで作ったことのなかった若返り系ジジイキャラなんだけども、ふとアーティストに例えたら誰だろなーと。
フィオリタは氷室さんみたいにカッコイイ年寄りみたいな。
夜鳥は…ミステリアスな感じあるから、何となくYOASOBIとか。
──手記。
久しぶりに、かつての主人から連絡が来た。主人が属する機関で、真面目な人材を探しているとか。話を進めると、僕はどうやらスーツを着る仕事に抜擢されたらしい。
いまいちなんの事か分からなかったが、承諾した。
笑っているわけじゃない。けれど、僕は楽しみだ。
弥鳥の話。
弥鳥に名前はなく、弥鳥、ヤトリと表記することが多い。
寡黙な青年だが口ずさむ歌は鈴のように細く繊細で、小鳥のようなどこか心地良さがある。
グラサンチーム向けのスーツ男子の出来上がり。はりねずさんより。
普段は和服や書生姿の格好をしたお兄さん。妖と人の間に生まれ、その昔小さな村で古本屋と先生をしていたとか何とか。
名前は、「弥鳥(ヤトリ)」。
「私はね、父さんの仕事はとても尊敬できるのよ。究極の裏方って感じで」
「でも、私自身がその仕事場に奉仕するつもりはないわ。私、もっと沢山の自然を見たいし」
「─人生は、常に冒険なのよ」
木戸 京(きど みやこ)