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#灰凛LE
─"彼女"は段々と薄れてきた。
─そして、儚く消えていく。
─"アリガトウ"。そう、口を動かして。
─"ヤスラカニ"。そう、祈って。
─そして、煌々と輝く星空の中を、流れ星が消えていく。
─これは、哀しくも優しい物語。
<仄暗い水底のイトス・終>
#灰凛LE
「…おいで」
─おもむろに影の腕を掴み、湖を飛び上がる。影は驚く。しかし、離しはしなかった。
─綺麗な景色を見せたい。その一心で飛び出せばそこには、いつも見る満天の星空があった。
─そこには、虚ろな影はなく。
─目を輝かせる、"彼女"が居た。
<仄暗い水底のイトス7>
#灰凛LE
─行く年が過ぎ。彼女は病院の中で命を絶った。
─奇病で。外にも出れず。恋焦がれる湖が見える屋上から、飛び降りて。
─憎しみも持たず。ただ、湖に入ってみたかった。その想いを胸に、イトスとなった。
─それが、影の過去。
<仄暗い水底をイトス6>
#灰凛LE
─すると、いつの間にか景色が変わった。
─「瞳の力」を使って過去を視てるんじゃない。影が見せている。
─こんな事は初めてだった。
─まるで、"視て"と言わんばかりに。
─"彼女"の過去は、始まった。
<仄暗い水底のイトス4>
#灰凛LE
─君は、何故誰も傷つけないの?
─君は、何故そこに居るの?
─君は、イトスなの?
─問いに影は答えない。
─ただ、虚ろに、虚ろに、俺の目を見るだけだった。
<仄暗い水底のイトス3>
#灰凛LE
─今までのイトスとは全く違う、影。
─破壊も、侵食も、汚染もしない。
─ただ鎖に繋がれ、仄暗い水底に座っている。
─水の中では息が出来る。俺は、しばらく様子を見続けていた。
<仄暗い水底のイトス2>
#灰凛LE
─水底を目指し、泳ぐ。
─ふと"音"や"声"が聴こえてくる。
─近い。近い。泳ぐ。
─たどり着いた先に居たのは、手枷と足枷を着けられ沈められていた、少女の影だった。
<仄暗い水底のイトス>
かつて一役に担った彼は引退し、結婚し子宝に恵まれた。
その彼を父に持つ長男坊。「#私立自警団」に参戦させて頂きます!
九瀬一芭(くぜ いちは)。
ノートパソコンと拳銃を巧みに使う、別名サイバーシューター。
メーカー様は再びななめーかー様(https://t.co/kLVHYbubWX)を。
#私立自警団PV