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「肋骨レコード」。1940年代から1960年代にかけてソビエト連邦の闇市で売られました。当時、ビートルズなど西洋のロックやジャズを聴くにはレントゲン写真に刻まれた海賊盤を入手することが唯一の手段でした。ファンの元へ禁じられた音楽を届けました。書肆ゲンシシャでは音楽の歴史書を扱っています。
ニコラ・サモリによる作品。イタリアの画家。ミケランジェロを崇拝し、ルネサンス期の絵画と同じ手法で描きながら、新しい表現方法を模索しています。身体、死や性に対する恐怖に駆られ、絶望を原動力にして、キャンバスを引き裂き、擦り、制作しています。書肆ゲンシシャでは彼の画集を扱っています。
ギュスターヴ・ドレによる「ガルガンチュア」(1873年)。フランソワ・ラブレーの著作の挿絵として描かれたもので、巡礼者を食す巨人を描写しました。ガルガンチュアはもともと中世フランスの伝説に現れる大食漢で、巨人王として多くの話に登場します。書肆ゲンシシャでは食人の歴史書を扱っています。
「笑うピエロ」(1940年)。ピエロを見ると著しい恐怖に襲われる病的な心理を道化恐怖症と呼び、ジョニー・デップもこの症状に悩んでいます。一方で、小児科ではピエロが遊び相手になることで症状を緩和する臨床道化師と呼ばれる専門家が存在します。書肆ゲンシシャではピエロの写真集を扱っています。
「鳥女クークー」。本名をミニー・ウールジィといい、セッケル症候群を患い、精神病院から「救出」され、サーカスで働きました。背が低く、嘴のような鼻を持ち、頭髪がなく、軽度の知的障害がありました。衣装を纏い意味不明なことを話しました。書肆ゲンシシャでは見世物小屋の写真集を扱っています。
「纏足のレントゲン写真」。かつて中国では幼い頃から足に布を巻き、足が大きくならないようにしていました。男性は纏足を見て性欲を駆り立てられ、女性は夫や恋人以外には纏足を見せませんでした。においを嗅ぎ、纏足から酒を飲むなどして楽しみました。書肆ゲンシシャでは性の歴史書を扱っています。
エンリケ・シモネ(Enrique Simonet)(1866~1927)による「心臓解剖」(1890年)。スペインの画家。解剖学者が、死んだ若い女性の心臓を取り出し、眺める姿を描き出しています。細部に至るまで克明に描写しました。もとは聖職者で画家になりました。書肆ゲンシシャでは解剖学の画集を扱っています。