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「歌う瞽女」(1912年)。瞽女(ごぜ)は「盲御前」という敬称に由来する日本の女性の盲人芸能者で、三味線を弾いて唄う旅芸人として活動し、時に売春を行うこともありました。エリザ・シドモア(Eliza Ruhamah Scidmore)により撮影された写真です。書肆ゲンシシャでは手彩色の写真集を扱っています。
シシリー・メアリー・バーカー(Cicely Mary Barker)(1895~1973)による「冬の花の妖精」。イギリスの挿絵画家で、背中に蝶や蜻蛉の翅を付けた「花の妖精」たちを描き続けました。ラファエル前派の影響を受けながら、花を子供として描き出しています。書肆ゲンシシャでは彼女の画集を扱っています。
高畠華宵による作品。大正から昭和初期にかけて活躍し、ビアズリーから影響を受けたとされ、モダンな美少年、美少女の絵を描きました。縁談を勧められたときには「私には絵の中の女たちがいますから」と答えました。漫画家の丸尾末広も影響を受けています。書肆ゲンシシャでは彼の画集を扱っています。
アーサー・ラッカム(Arthur Rackham)による作品。イギリスの挿絵画家で、「愛すべき魔術師」とも称され、妖精やゴブリンを描き出しました。『不思議の国のアリス』の挿絵も手がけ、おどろおどろしくも見える描写により、魔力で子どもたちを魅了しました。書肆ゲンシシャでは彼の画集を扱っています。
岩田専太郎による「明るい四月」。昭和の挿絵の第一人者として知られ、雑誌や書籍の表紙や挿絵に、数多くの美人画を描きました。江戸川乱歩や松本清張の挿絵を描き、山中貞雄などによる映画の美術考証を手がけたことでも知られています。書肆ゲンシシャでは美人画を扱っています。
「十字架の形に花が飾られた死後写真」。京都のアスタルテ書房にて開催している「奇想の写真」展は、8/29(水)までです。書肆ゲンシシャが所蔵する「死後写真」と「隠された母」を展示・販売しています。ヴィクトリア朝に文化としてあった奇妙な、幻想的な写真をぜひご覧になり、お愉しみください。
書肆ゲンシシャは本日より、アスタルテ書房にて「奇想の写真」展を開催します。猛暑に見舞われた京都にて、幻想的な古写真を展示します。生者と死者の境界を曖昧にする「死後写真」と、写り込む母親を隠蔽した「隠された母」を8/29まで展示いたします。当時流行した文化が現代には奇異に見えます。
「奇想の写真」展より「十字架の形に花を供えられた子供の死後写真」。棺の中に横たわる子供の死後写真が、手彩色によって鮮やかに仕上げられています。よく見ると、花が十字架の形に供えられており、写真の芸術性を高めています。書肆ゲンシシャはアスタルテ書房にて「奇想の写真」展を開催します。
新宅和音「浅草の幻影」。池袋の東武百貨店6階で開催されている「乱歩先生とわたし」展にてご覧いただけます。少女が持っている双眼鏡は、書肆ゲンシシャにて所蔵しているアンティークのオペラグラスです。オペラグラスは江戸川乱歩『空中紳士』に登場します。遠くに凌雲閣が見える幻想的な作品です。
「築地小劇場」。小山内薫と土方与志が結成した新劇劇団の光景を捉えた古写真です。演劇の実験室を標榜して、多くの俳優を育てました。現在もかつて劇場が存在した跡地には里見弴による碑文が掲げられています。劇場は東京大空襲で焼失しました。書肆ゲンシシャでは演劇の古写真を扱っています。