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50話。最終回、エウレカを助けに向かうレントン。何と言ってもレントンの「顔」、あるいは「眼」じゃないかなと思う。ぼやきがち、くよくよしがちで、性欲やかっこよさに振り回されていたあのレントンはもう居らず、そこにいるのは「覚悟を決めた者」。それは物語の終わりに相応しい有り様だ。
49話。ホランドとデューイの兄弟喧嘩の決着。極めつけだと言わんばかりに、303と月光号が暴れまわる。月光号の動きはもはや戦艦のそれではないレベル。本作は人間のアクションはそれほどでもないが、本話数のデューイは「そんなに動けたんだ!」ってなるレベル。刀を失っても動じず格闘術で立ち回る。
48話。ドミアネ回。先日ハイエボ公式がやってた好きな話数投票でも1位だった本話数、自分も好きだけども、まあ引っかかっている事もあって。象徴的なアネモネの独白があまりにも唐突で。今までおまえそんな素振り全く見せてなかったやん、という違和感の方が先行してたのね。15年前に見たときは。
45話。最終局面に向けて、エウレカが、モーリスが、ドミニクが、ユルゲンスが、吠え猛る。ユルゲンスが隊員に向けて転向の意志を伝える演説が、軍人として生きてきたこれまでの時間と、人の上に立つものの責任、両方の重みを湛えていて、もしかしたら15年前よりも、胸を打たれる。
44話。ワルサワの「工場」でアネモネの「製造過程」を目の当たりにするドミニク。工場長(画像左の人)の言葉選びが強烈で、ごく自然に「あれ」とか「検体を回収」とかいう。同話数にトレゾア技研で303の話(薬物を打たないと乗れない)が出てくるのは意図的か。彼我ともにどこかで人道を捨てる。
43話。デューイの親殺しの話。殺した親の手がデューイから滑り落ちるその瞬間、デューイが自分で腕に描いた王の印(ホランドの腕にも入ってるタトゥー)に触れて、それが剥げ落ちるシーンの絵がうまい。
42話。レントンとエウレカをグレートウォールの先に送り出す大人たち。ノルブとサクヤ、ゲッコーステイト。ホランドが909を駆っての最後の戦闘が見事で、直線的な攻撃をリフボードを使った宙返りトリックで回避するカットは本作以外で見る事は今後もないであろう鮮烈なアクション。
41話。エウレカがサクヤから、レントンがノルブから聞く、40年前の2人のこと。現実が舞台のラブストーリーなら、同性の親から聞く恋バナ、みたいな感触かもしれない。エウレカもレントンも親がいないから、その替わり。男同士、女同士、それぞれの空気感があったように思う。
39話。サッカー回。そう、あの。そして(当時は知らなかったが)後にプリティーリズムシリーズで知られる事となる菱田監督が絵コンテを担当した回でもある。原画が韓国?のスタッフで、特有の「演技の不自然さ」が目立つものの、ホランドの顔を踏み台にしての空中ツインシュートなど、見せ場は多い。
38話。「あの2人…できんの?」実は視聴者は割とこれ気になってたと思うんだよね(できるんだけど、それが名言されるのは本話数よりもっと後)。2人のすれ違いから始まるひと騒ぎは、別になくても話の進行には大した影響はないものだけど、思春期の生臭さと、エウレカが人について学ぶ過程を補完する。