旅人くろっくは家にいる🏠さんのイラストまとめ

37話。スカブコーラルとコーラリアン現象、作品世界で起きている事象について、科学者と僧侶が言葉を交わす。科学者が観測から得られた仮説を話し、僧侶が宗教の知識で応え、それがパズルのピースを埋める快感。恋愛・人間ドラマやロボアクションとは違う路線でとても面白い回。

35話。首都襲撃ノルブ強奪作戦。ギリギリの作戦をやってるっぽい割にはみんな結構無駄口を叩くのは引っかかる。デューイとホランドのやりとりは「2人は兄弟」「タルホはデューイの元カノ」の情報を出す必要というメタ的なのと、ニルヴァーシュが来るまでの時間稼ぎと思えばそれほど不自然ではないか。

33話。それぞれが、基本に立ち返って、気持ちを整理する回。そのための小道具にリフがしっかり使われていて、写真（たぶん吉田健一さんが書いた一枚絵）の、同じロングボードに乗るホランド＆タルホとレントン＆エウレカが重なる美しさ。

32話。村木特技監督が絵コンテに参加して最高潮にロボアクションが高まる、ボード受け取り回。凧の原理でボードをレイラインに乗せて、飛んできたボードをニルヴァーシュが受け取る。その後の変形→マニューバのアクションに血がたぎる。

27話。月光号を襲撃してきたビームス夫妻との闘い。「ウィザード級（ハッカー）」「光学迷彩」という言葉をわざわざ選んで使っている通り、本話数の戦闘展開は明らかに攻殻機動隊のそれを参照している（前回視聴時には攻殻機動隊を知らなかったので気が付かなかった）

26話。離れている時間でそれぞれに成長した2人の、劇的な再会。エウレカが艦を出る→レントンが艦に戻る→レントンがニルヴァーシュで出る→エウレカと再会、という流れはややまどろっこしくもあるが、2人それぞれのリフアクションとか、2人が互いに手を伸ばすシーンの力が強くて黙らされてしまう。

25話。「君にはいるかい？世界の終わりが来ようとも一緒にいようと思える人が。」本作を象徴する問の1つ。「愛し合う」2人を見て、自分の気持に輪郭を得たときのレントンの眼が良い。中盤のクライマックス直前のこの穏やかな挿話が、のちの展開を引き立てる。

20話。エウレカが目覚めない中、危険な依頼で1人死闘を繰り広げるホランドと、やり場のない気持ちが暴走するレントン。そしてレントンは殺人を自覚する。テーマに呼応するように、いつもよりLFOから出る液体の赤が目立つ。そしてご丁寧に死体の左手薬指には指輪が。何度見ても居心地の悪い話だなあと

19話。洞窟編ラスト、エウレカがスカブコーラルに取り込まれそうになる話。エウレカが夢で見る白紙のノート、「自分はからっぽだ」みたいな話で、それはエウレカの来し方から考えるとまあそうという話ではある。が、それよりも、やっぱこれって、思春期悩みベクトルの1つと見たほうが自然に思える。

13話。第1クールを締めくくる、レントンとドミニクの珍道中。レントン→エウレカとドミニク→アネモネを対比して、「同じだけど違う」事を繰り返し見せる。今後の度々の激突を劇的にするための布石。