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2人の人間。ミシェルさんとドルチェリアさんのことだ。……何故2人が一緒に?
優しく紳士的なミシェルさんだったらきっと受け取ってくれるだろう。しかしもし内心嫌がっていたら?想像するだけで涙が出てくる。
「…ありがとうショコラ。美味しいよ。」
ゆっくりと振り返ると、そこにはふぉんだんとが立っていた。
「いつもありがとう、リヒト!」
「はい!あげる!」
クロエさんはくわえていた煙草を右手にとり、左手でそれを受け取った。
その声にクロエさんはぴたりと立ち止まり、ゆっくりとこちらを見た。
マリアーヌさんが突然現れた。あれ、格好がいつもと違う。
「んだよビビり。何か文句あんのか」