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すみませんと笑いながら何かを思い出したかのように首の紐を取り、管理人に渡す。
「これ、志麻くんに渡しておいてください。奏汰の1番のお守りです。さっき渡し忘れちゃって。」
『ええ、しっかり渡しておきますよ。』
「えへへ、ありがとうございます。」
それなりに近くへ行った管理人は笑顔で告げる。
『辻 奏汰さん、あなたが今日のハッピーエンドです!』
「奏汰も、シアワセになっていいんだ...」
そう呟き、呼ばれた事に驚きながらも嬉しそうにする奏汰が管理人の元に行き、全員がいる食卓の方に振り向く。
ふと、誕生日会に言ったお願い事を思い出した少年は蚊が鳴くような声で苦笑を浮かべる。
「ぁ............願いが叶ったや......」
そう呟くとそのまま静かに意識を失った。
少しの不信感はありながらも、そういえば管理人はそういう存在であったと思い出したように 所謂誕生日席を空けて16名が座り、誕生日を迎えた少年が空けられた席に着く。