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IDGさんのイラストまとめ


Twitter始めて6年。十割趣味、九割30MM(浸かり具合:多分首まで)です。
オリキャラメインのストーリー擬きが多いです。
バナー画像、プロフ絵は主人公機
(バナー画像神編集:GOLIIIII‼︎ 氏、プロフ画神絵師:龍 氏)

入賞
公式戦第11回海エリアで30ML賞/第3回EXミッションでロイロイ祭り賞

フォロー数:59 フォロワー数:792

「第一、」
思わず苦笑が漏れる。
「そんな誘いに乗れるなら、最初からリィナを賭けた決闘なんて必要なかったじゃないですか」
「………そうだな」
クルストさんも苦笑する。
「リィナが久しぶりにこの家で笑っている姿を見て、つい、な……お前の境遇を利用した。許してくれ」
「いえ」
(続)

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どうやら書斎らしい。壁に設えられた棚に紙の本や端末用のデータチップが整然と並べられ、窓際の机にはノート型の端末とペン立てが置かれていた。
「ラシェル、ご苦労だった。……すまないが、トオルと二人で話をしたい」
その言葉にハークさんは一礼し、部屋から退出する。
(続)

0 7

「……戻ろうか?乗せてくれて、ありが――」
そう言って手綱を引こうとした私の肩をストラーレが引っ張る。"もう少し走ろう"そう言うように。
「ストラーレ……そうだね、折角久しぶりなのに、泣いて終わりなんて、勿体ないよね」
「――!」
わたしの言葉にストラーレが、嬉しそうに嘶いた。
(続)

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-Side:L-
トオル達を見送った後、しばらく揺れるストラーレの尻尾を眺めていると、ばつが悪そうにストラーレがちらりちらりとこちらを窺うような視線を向けてくる。
「……怒ってるわけじゃないよ。ずっと会えずに、寂しい想いをさせてたわたしのせいでもあるんだから」
(続)

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「僕?一人だけ……ですか?」
「はい。リィナ様は、もうしばしお待ちを」
「……分かった。トオル、行ってきて?わたしはもう少し、ストラーレと一緒に居るから」
「うん……」
そうして僕は、ハークさんに連れられて、厩舎を後にした。

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「仲の良かったリィナ様が殿方を連れてこられたので、嫉妬したのではありませんか?」
入口から聞こえてきた笑いを含んだ声に振り向くと、ハークさんが立っていた。
「ハークさん……見てたなら助けて下さい」
「いえ、あたしも厩舎に来る途中でトオル殿の悲鳴を聞いて急いで駆けつけたのですが」
(続)

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「(ガジガジガジ……ペッ!)」
しばらくして、いかにも『不味ッ!』と言わんばかりに吐き捨てるように僕を解放すると、不機嫌そうにこちらに尻を向けてしまう。
「と、トオル。大丈夫……?」
「あ、頭がガンガンする……ていうかバイロンの馬って雑食なの?」
「そんなことは――」
(続)

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「ストラーレ、ただいまッ!」
「――ッ!」
厩舎に入ったリィナが声をかけると、中にいた黒い毛並みの馬が驚いたようにこちらを見て、嬉しそうに嘶く。
「ずっと会えなくてごめんね、元気だった?」
リィナが足元の桶から果物を一つ拾って口元に運んでやると、美味しそうにそれにかぶり付いた。
(続)

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「トオル、これからストラーレに会いに行くの。一緒に行こう?」
玄関での一悶着の後、ルシアさんが用意してくれた昼食を頂いてからソファでボーっとしていた僕に、リィナが声をかけてきた。
「うん、分かった」
断る理由はない。僕はリィナと一緒に、庭の一角にある厩舎に向かった。
(続)

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お早うございますッ!新しい子がどんな活躍をするか楽しみですねッ!!

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