//=time() ?>
「カラコン?」
「あれ、そういえば、お前オッドアイだったかにゃ?」
まじまじと砥部夜さんの顔を見てみれば、彼の片目は暗い青色をたたえていた。
「おー。探索中に黒いカラコン落としたらしくてよ、さっき鏡見て気づいたからどこで落としたかもわかんねぇんだわ」
そう、思った。そう思ったのは、事実だ。
だから、さっさと嫌われて、元の場所に戻って、それで……
「ねえ、あそこ、飛び込んで」
「――、え?」
「う、うぅ……」と弱弱しい声、キラキラと集まる粒子から先ほど本名を暴かれた方々が次々と出てくる。恨み言を吐いたり呆然としたりと三者三様の反応を見せる中、「場違いな僕が、こんな大物の皆さんと……」と不安そうに腕を摩る明星さんがスンと鼻をすすっていた。
「十人目、Yakumo、本名右代行人。小柄な中二病の子……だけど、語り口調抜いたら結構気さくな子だね。語彙が豊富だけど知ったかぶりしちゃったり何度も文章校正したりって真面目な面もあるね。結構等身大なオカルト好きの男の子なのかな」
#ジッキョーCS_ナカノヒト
「四人目、トベヤ、本名研部夜 玲翔。めちゃくちゃ身長高くて料理が得意で爽やかな性格……だったらよかったんだけど、結構クズいとこあるみたいだね? まぁ、ただ爽やかな兄ちゃんなら破壊神なんて呼ばれることもないよね」
#ジッキョーCS_ナカノヒト
――第2章 前編【心を楽しむ濡烏こそ真のゲーマーとはいふべけれ】完
>>NEXT
――第2章(裏) 後編【心を楽しむゲーマーこそ誠の実況者とはいふべけれ】