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「…天使の絵を。島についたら忙しくなるかもしれないですし、今のうちにラフを仕上げたくて」 返事をした少年もまた、ゴシック調の服を身に纏った青年であった。
「ねえ、何描いてるわけ」 そう大きなリボンをつけた少女のような少年は口を開いた。
「ん、あぁ!驚かせてしもたな、堪忍なあ!」 そういい関西弁の…何やら楽器を担いでいる青年は、カラッとした笑顔を向けた。
「まさか招待状をなくす人がいるとは…。あぁ、どうか泣かないで。きっと見つかりますよ」 そう彼を励ます目に紅を引いた青年の姿のみだった。
「……?ウあ…ない、ない、ウあ…わ…」 汚れた白衣のポケットをひっくり返しながら泣きそうになっている。 青年の姿と、
「…?」 「おい、そこは豆鉄砲食らった鳩みたいな顔してへんで、突っ込むとこやろ〜」 「…すまないが、話すのには慣れてないんだ。反応が欲しいなら他を当たってくれ」 そう関西弁の青年に言いながら、船に乗船する青年。