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「宵々モノローグ」協調性なし天才×恋に夢見る一生懸命後輩。お互いに異分子な存在の彼ら、その不協和音が愛しくなる過程。予定調和の範囲ではない予想外の自己の変化、それすら好ましいと思える程に。恋の存在感が、なおも高校生の青春に重なってとても良かったです。詩音物理的に強いの凄く好き。
「性癖ヤバめなオトコに狙われました。」知らないジャンルなのに性癖に刺さりすぎて、pixivで繰り返し読み返してる作家さんだということをつい昨日知って即買いした。特殊性癖に晒されて調教に堕とされていく男の子、かわいそかわいくて最高です。
「ここからはオフレコで」外面と内面の落差が激しいアイドルと、罪悪感を得ながら隠れて女装する編集者。その人の裏も許して愛するのではなく、表も裏も当たり前にその人だとして愛すること。しっかりと腑に落ちて重みのあるお話。とても良かった。
「神様と飛べない使い」良かった…!飛べない不完全な羽根をもつ子供と、忌避するはずの淀みしか食べられない神様。疎外されてきた者たち同士の優しいお話。消えていた記憶や子供時代、こちらも泣けてくるような郷愁と切なさ。周りの人達含め、相手を想う気持ちに溢れていて愛しい作品だった。
「カットオーバー・クライテリア」めちゃくちゃ良かった…!2人とも有能でバリバリお仕事してるの格好良い。ニャンコな無自覚あざとい年下攻めさんと、ロジカル思考でクールだけど情はある年上美人。
「片恋のスピカ」同性を好きになることで、そしてそれを隠して生きることでそれぞれに苦しんできた2人。乙矢のトラウマと両片想いのすれ違いが切ない。後半攻め視点での愛情が描かれることで浮き彫りになる、互いに互いが眩い星であり唯一無二の希望という事実。キラキラ優しくて、素敵なお話だった。
「午前一時の純真」勤勉なお人好しの大学生が、知らずにヤクザを助けてしまい執着される話。鷲谷はとにかく理不尽で暴力的で酷い男。でも一方で史也をひとりの人間として尊重してるのもわかるので、2人の関係が愛のようなものに落ち着くのも納得感がある。痛々しいけど苦しすぎない、程よい極道。
「月がきれいと言えなくて」元アスリート社長×高校教師。同性愛者と認めることからの逃避と、過去の恋愛のトラウマ。生徒からのまっすぐな求愛、故人が同性の友人と想いあって遺した手紙。日常の範囲で静かだけど、全てが繋がって心のつかえを解いていく、丁寧で優しいお話だった。