MY ART ROOM アートにエールとエーテルを⇔（休憩中）さんのイラストまとめ

ブリューゲルのバベルの塔にはない建設中の尖塔が描かれています。技術は進歩しても歴史は繰り返されることを示しているのかもしれません。左下にギアス氏とジョンを発見🐰🐶

山口冨貴さん「First Name / Family Name」です。可愛らしいウサギですが、どこか怖さも感じますね。人形ではなく意思を持つ。木彫りのような「面」もポイント。じっくり眺めると何か問いかけてきそう。青い影も2枚の対比で効果的。多摩美。#五美大展

日展からは、池内璋美さん「林檎の木の下」。日本画で動物を得意とした木島櫻谷を凌ぐリアリティ日本画の魅力は装飾性だけじゃない🍎。徳田明子さん「狐火」🦊、睫毛と赤いアイラインが良い。お面と髪を持つポーズも入念に考えられています。

もう一度見たい作品シリーズ。創画展から岩井晴香さんの「自然の理」です。風景画の本質は「空気」なんですね。風景画の美が凝縮されている作品🌲🌳

院展から坂根輝美さんの「はなむけ」です✨。普段の作品と違って、大画面を生かし、表情の異なる4人の女性が描かれています。微妙な心の内の違いを感じます。衣装と花が卓越した技術力です。顔に目がいきますが、それぞれの姿勢もポイント。

同じく二紀展から橋本俊雄さん「風の架け橋2021」です。壮大な物語が始まる雰囲気、ファイナルファンタジーで使って欲しい🤩。若い人たちにも心に響く作品と思います。

いよいよベスト3です。第3位は・・・「美男におわす」（埼玉県立近代美術館）🌻。美人画ブームに対抗という意味もあるかもしれませんが、谷文晁・歌川国芳から入江明日香さん、さらには聖闘士星矢まで様々な作家や作品が集結しました。ブームで終わらせない企画力と展示内容に脱帽。

日展から徳田明子さんの「狐火」です。実は水彩こそ最も優れた絵具なのでは？と考えさせらた作品。狐のお面の可愛さ、すまし顔、ポーズが良し。着物と背景が黒系統なのに重たさがないのは水彩によるのでしょうか。ぼんやりと灯る火に惑わされそう。 #日展

「雪梁舎フィレンツェ賞展」から船越友理奈さんの「スキがお」です。アルパカでしょうか。体毛や舌のリアルに唸る。単なる写実ではなく、ぼやけた背景に絵画の面白さがありますね。東北芸術工科大学に在学中のようです。まだお若いのですかね。#東京都美術館 #フィレンツェ賞展