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西洋魔術博物館さんのイラストまとめ


西洋魔術関連の文物を展示するオンラインミュージアムです。
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暦。七月四日は独立記念日、ということで幸運絵葉書も存在しますがデザインが面白いのです。蹄鉄はともかく忘れな草と四葉のクローバー(?)の意図するところがわかりにくい。単にラッキーアイテムを並べただけではないようなーー

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雑。紡績・織物系の無理難題としてルンペルシュツルキン等のお話がありますが、現実でも結構なトピックが伝わっています。
 1811年にとある貴族が出したそれは、午前5時に羊の毛を刈り、それを同日午後8時までにスーツにせよというもの。達成賞金1000ギニーを目指して挑戦者も出現ーー

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さて七月。先月の「カニ乗り」に続いて「獅子乗り」おやじの登場であります。「手に大鎌、腰に丸鎌、すべての衣をかなぐりすてて」と描写にありますが、そのまま描くと問題ですので画家たちが忖度しております。絵は1849年のロンドンアルマナックから。周囲の遊ぶ中高年たちもいい味出してます。

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雑。猫楽譜をもうひとつ。挿絵入り楽譜は珍しいものではありませんが、デザインが五線譜にまで入りこむのは少数派かもしれません。結果として読みにくくなっては本末転倒でしょう。いずれにせよ蓄音機の普及によりシートミュージック市場が縮小したため、遊び心がある楽譜も少なくなった模様。

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珍品。19世紀末(?)の猫楽譜。よくみると音符も猫だったり小鳥だったり。シートミュージック全盛時にはこうした絵入り楽譜も多かったようです。swallow a swallow はなかなかのインパクト。

魔法資料収集の途上でときどき妙なものに遭遇しますのでこうして報告しておく次第。

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妖精郷への迷い込み方はいろいろあれど。

夏。キノコと小鳥の巣を見つけて、魚が泳ぐ小川に足を浸したあと、白い雲を追って丘を駆けていくとフェアリーランドに行ける、とパジェット・フレデリクスが書いている(ような気がします)。牧神の笛の音が聞こえます。『緑の笛』(1929)から。

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さて今週からバプテスマの聖ヨハネ週間。クリスマスが冬至と重なるように、この祝祭は夏至と重なり、さまざまな要素が反転しているのが面白うございます。魔女が空を舞い、魔物の王が地のおもてを歩くとされるのも、東方の三博士の戯画化でありましょうか。絵は雰囲気重視のWGRから。

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季節。夏至の頃、トワイライトのなかでフェアリーダンサーズに出会う子供がいます。誘われるままに一緒に踊ってしまい、踊り疲れて帰ろうとすると例の「帰るの?」「帰りたいの?」「帰れると思ってるの?」の三連発。結構怖いです。帰還法はいろいろと。絵はマルムシュトロム(1829 -1901)。

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季節。夏至の頃は wraith いわゆる生霊の話題が多くなります。黄昏のなかでうとうとすると、どこかの風景のなかを歩いている自分を見出したりするのです。なお生霊は草花のゲートをくぐると元の体に戻るのだとか。ゲート前にたたずむそれは魅力的であります。

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季節。『夏至の夜の夢』の妖精女王 Titania。この発音がいろいろあって難しいのであります。
 ティターニア、ティテイニア、タイターニア、タイテイニア。舞台や映画での発音もばらばら。発音フォーラム(あるんです)の議論でも結論が出ず。ともあれお姿はお美しいと。

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