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台伸八《麦踏み》1980年
足利市に生まれ、終戦後は桐生に住み、働きながら絵を描きました。自由美術協会賞受賞、文化庁第十九回現代美術選抜。早春の寒い時期に麦の芽を足で踏む農作業の工程「麦踏み」の様子を、素早いタッチで捉えています。国内外を旅行しては多くのスケッチを描きました。
藤島武二 《風景》1917年頃 当館創設者大川栄二は「何か故郷の桐生川ダムと梅田の山あいを見る懐かしい抒情が浮かぶ」と言いました。藤島が桐生を訪れた記録はありませんが、対象を面で大きく捉え本質をつかみ表現しようとした作品であればこそ、イメージをふくらませ、癒しの魅力があったのでしょう。
パウル・クレー《ドイツ国旗のある朝食》1914年
黒、白、赤で構成された当時のドイツ国旗と黒い線で描かれたポットとカップが見えます。本作が描かれた年は、第一次世界大戦が勃発した年でもありました。
【展示作品紹介】#松本竣介 《S少女》1946年 #岩手県立美術館蔵
アンニュイな表情をした少女。その姿をずっと見つめていると、大人にも子どもにも見えてきます。背景は青と茶褐色の美しいマチエールが浮かび上がっています。
松本竣介 《せみ》1948年3月 個人蔵
竣介が息子の絵に発想を得て描いた作品です。以下は竣介の言葉です。
「この様な素朴な感覚の中に絵画的に純粋な効果を発見することは画家としての喜びである」
愛情をもって子どもと接する日々の中で絵画への新たな視点を得た竣介の姿をみることができます。
【展示作品紹介】
松本竣介《コップを持つ子ども》
1942年 個人蔵
竣介が子どもを描いた作品では、何かを両手で持っていることが多いです。それは、耳の聞こえなかった竣介にとって、顔の表情だけでなく手の動きや表情を読み取ることが大切だったからなのではないでしょうか。