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▽発言停止
かり、かり。熱心に手帳に何かを書き記したかと思えば、ふいに踵を返して歩き出す。 廊下へ、中庭へ、ゆらゆら。ゆらゆら。
▽端末と各居室冊子が更新されました。
その光は、かつて誰かを救っただろう。 超高校級のヒーロー、緋彩狛犬が―――― 血に塗れたその身を、浴槽の中に揺らしていた。
『 か゛っ゛て゛に゛ へ゛ん゛な゛と゛こ゛ い゛じ゛ら゛な゛い゛で゛ 』
彼の傍は、あたたかかった。
▽第一章【淪たち、華と消ゆ】完
振り返った影――その少年の目は、空洞であった。 めだまのないポッカリとした穴から、黒い液体がとめどなく零れ落ちる。
誰かが捜査をしているのか。 談話室を覗くと、床を見下ろしながら熱心にメモを取っている誰かの姿がある。 …学生服姿のようだ。あんな客が果たしていただろうか?
▽お持ちの端末に情報が送られました。 ▽各自室にある冊子の白いページに情報が浮き上がりました。