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「…オディ、は…私の、親友…じゃ、なかったの……?」
「うん、ラウちゃんは親友。私の大切な人…だから」
にこりと笑った。
「最初から信じるべきじゃなかったんだ、お前のことも、…カネコのことだって…っう、ぅ…」
「ラウちゃん……苦しいんですね、大丈夫、すぐに楽にしてあげる」
そう言うと再びグレネードをラウラに浴びせた。
エレベーターに乗り込み、地下まで運ばれる。ガタンと古めかしい箱は音を立てて目的地へとラウラを運んだ。 次々に人は掃けて行く、今回は自分じゃなくて良かった。なんてそんな目線がラウラを突き刺し、堪らずに俯いた。
が、様子がおかしい、自分1人しかその場には残されて居なかった。
「…ぅ………そう、ですか。………では…美の欠片も無いぐらい、無様に散って頂きますっ……!」
ジニーは残りの弾全て使い切るつもりでトリガーを引き続けた。
「あ゛つっっ!!?!う……ぁ……あ゛………!!」
振り上げた刃はジニーの視界へと近づき………そして、そのまま眼孔を切り裂いた。
左目の視界が失われる。
ジニーは歪に上がった口角で乾いた笑いを吐き出す。
ずっと、私達はこの道化の手玉に取られていた。
恥じるべき過去だと言っていた額には傷一つない。そこ迄も台本の一ページだった。仲間、なんて謳って何一つも知らなかったのだ。
______四回戦後医務室への行き来。その間のほんの少しの記憶。
地下の医務室の横に、扉があった筈。
もたもたしている暇はないと、ネオは一人そこへ向かって駆ける。
「結局、なんの、仇も、うてなかった、けど、………ゆるして………くれる…?ふ、ふふ、あは、向こうに行ったら、けっ、こん、しよう、ね………」
「………っ……うん、約束」
そんなギャレンを見て哀れに思ったリリアはバラニーナのフリをして返事をした。優しい笑顔を向けてゆっくりと首を絞める。