龍國竣/リュウゴクさんのイラストまとめ

ケニー・オルテガ（Kenny Ortega）（1950～）による「ホーカス ポーカス」（1993年）より。アメリカの映画監督。不死の魂を得るために子供たちの精気を吸っていた魔女の三姉妹が、いったんは縛り首にされたものの、童貞によって復活を遂げるファンタジー映画です。

ヴィヴィアン・ウー（Vivien Wu）による「マドレーヌ・プロジェクト」。アメリカのアーティスト、デザイナー。ウォルト・ディズニー社のために作品を手がけています。台湾系アメリカ人で、オハイオ州のダブリンで育ちました。パリの寄宿舎を舞台にした絵本『マドレーヌ』をアニメ化しました。

カイル・モンゴメリー（Kyle Montgomery）（1987～）による「クリスタル・マリア」。オーストラリアのアーティスト。宗教的に権威付けされた古い顔を壊し結晶化させることで、精神的なものに純化された聖母マリア像に仕上げています。知識と権力からマリアを救う表現をしています。

アダム・ラプトン（Adam Lupton）（1987～）による作品。カナダ出身、アメリカ在住の画家。一枚の絵画に複数の時間が同時に存在する絵画を手がけています。現代社会における、個人的、または社会的な心理に注目しています。写実主義と表現主義の境界を曖昧にする作品を制作しています。

リヴィア・マリン（Livia Marin）（1973～）による「遊動する様式」。チリ出身、イギリス在住のアーティスト。陶器の花瓶、カップ、ティーポットが溶けているように見える不思議な彫刻を手がけています。溶けてもなお精巧なデザインは美しく保たれており、鑑賞者を破壊へと誘惑します。

マシュー・キュージック（Matthew Cusick）（1970～）による作品。アメリカのアーティスト。古い百科事典、教科書などに掲載された地図を切り取り、貼り合わせることによって海や、人間、動物を描き出しています。カラフルな色合いの古地図を自在に駆使し、コラージュを作ります。

アンドレス・アマドル（Andres Amador）（1971～）による作品。アメリカのアーティスト。ハワイのカウアイ島のカララウビーチにて、棒で幾何学模様を描き始めました。旅においては目的地よりも道程が重要だとする認識のもと、アメリカやメキシコの砂浜で作品を手がけています。

「フラワー・カーペット（Flower Carpet）」。2年に一度、8月にベルギー、ブリュッセルのグラン＝プラスで、100万本ものベゴニアの花によってカーペットをつくる祭りが開かれています。トルコからベルギーへの移住を記念する祭典で、トルコのキリムを模したデザインになっています。

サラ・リー（Sara Lee）による作品。イギリスの写真家。海を泳ぐ人々の神秘的な姿を捉えました。美術的な写真を手がけるほか、ジャーナリズムのための人々のポートレートも撮影しており、ガーディアン紙にも作品を提供しています。ロンドンを拠点に活動しています。