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僕がよくテレワークしようとするとキーボードの上に僕の愛猫が乗っていることがある。これでは仕事ができない。「僕の邪魔してるのかな……」と思ったら、今日は、なんと猫が「飼い主さんにいっつも甘えたいんだもん」と、しゃべった!そうか、よしよし、今日は僕の膝の上においで。一緒にいよう、な。
テレワーク中は、息子の小学校が休校になることもあって、子どもと仕事をしていた。なかなか子どもが静かに遊ぶのは難しいんだなと仕事をして思う。子どもだってみんなと遊びたいだろうし、私も集中して仕事をしたい。でも、立ち向かっていかなくては。大丈夫、私には家族という仲間がすぐそこにいる。
春の曇りの日曜日は、きっといいことがあるのですと、夢の中でお姫様に言われた。彼女は黄色の花畑の中にいて、ちんまりと座っていた。まるで親指姫みたいだ。大丈夫です、あなたにはきっといいことがありますから。信じてください。そういわれていつもの朝が来た。さて、何食べようか、何をしようか。
仕事が終わったり、仕事に行く日は、ここぞ!というばかりに自分のテーマソングを勝手に決めて聞いている。マンション暮らしなのでお隣は気にするけれど、私にとっては至福の時間だ。ずっとCDで聞いてきた。オーディオコンポも変わらず。イヤホンをせずに聞くと、自分も解放されたようだ。がんばるぞ。
ケーキを食べる。毎日の私の小さな罪で、小さな幸福だ。仕事では頭脳労働と体力仕事なので、カロリーが高くかつ糖分が多いもの、つまりケーキがほしくなる。これだけで今日の私が許されたような気がする。自分を喜ばせることは自分でしなきゃ。また朝はやってくる。そのために私は今日もケーキを買う。
休日が平日に取れた。何をしようか迷っている。友達は土日休みだし、今日は小舟に一人で乗っている気分だ。図書館に行って本を借りてもいい。好きなだけ眠っていい。私の24時間は、私の24時間だ。さあ、朝がやってくる。何をしよう、誰と話そうか。どんなことに熱中できるのだろう。春が来たのだ。
ゆっくり、手のツボを押してみる。デスクワークの疲れで整体に通いたくなったけれど、ちょっと自分で勉強してみようかという気分になった。よくテレワーク中にもツボを押すし、なんとなく仕事終わりに疲労がたまっていないような気がする。外は晴れているみたいだ。先方にメールするべく、PCを開けた。
3月になって、春が来たんだなと改めて日の永さを思う。また、春が来たんだ。少し慌ただしい気持ちと、少し晴れやかな気持ちを抱きながら、私は前に進みたい。どんなことがあったって、春は来たんだ。少しくらい浮かれたっていいんだ。大丈夫、だって春が来たんだから。朝食をほおばり、ドアを開けた。
小さいころ、兄貴とゲームするのが趣味だった。本当に勇者はいると思っていたし、なれるとも思っていた。けど、今俺は普通の会社員で、勇者とは程遠い。出世もできるかわからない、毎日仕事とひっきりなしに戦っている。ぽん、と肩をたたかれると、社長がいた。「よくがんばってるな、君こそが勇者だ」
そっか、私のせいじゃなかったんだと美香子は思う。今日は仕事が手につかず、なんだかぼうっとしていてミスを連発してしまった。でも、武井さんが眼鏡の奥の目を細めて「大丈夫、今日の気圧のせいヨ」と笑い飛ばした。家に帰ってから部屋着でごろごろ。そんな一日があっていいよね。うん、あっていい。