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【スウィート・プラン】
甘い香りの広がる厨房。桃色の髪を束ねた彼女は、溌剌と「日頃の感謝」の具現の為、資料を広げた。
「わぁ、猪口齢糖菓子にも沢山あるんですね!」
「上手く出来るでしょうか……。」
「ま、まあ、まあ。チアリ、少し貸して?」
「貴方に貸す位なら不味い方がマシです!!」
【告知】
二月の予定表を発表いたします。予定ですので変更等の可能性があります。ご了承ください。
番犬編解放が21日ですので、予告通り更新一週間前の2月14日を探索〆切とさせて頂きます。二人で探索を行っている場合、此処から二手に分かれるなどの行動も可能です。お気軽にお問い合わせください。
「見付かったかい?」
「大体の場所は。もっとお喋りしてくれたら探れただろうけどね。」
「そう。なら今日の桜の仕事は其れかな。夜に行きなさい、君は顔こそ知られて居ないが、危険だからね。」
「……はいはい。」
「ごめんね、座った儘でも良いから、聞いてね。」
頭を撫でられた儘の由良布が、座るね、と何処か誇らしげな表情のまま私の手から離れて、眼前の空席へと腰かけた。
右隣に座る彼にそう告げれば、少しだけ喜びを顔に浮かべたディスティレットの頭を優しく撫でると、照れたのか、やめてください、とそっぽを向かれてしまった。左隣に座る青年ーーールドルフ・ザイツィンガーを見遣って、美味しい?と尋ねると、普段通りの優しい、人の良い笑みを浮かべて肯定された。
ガチャ、と軽快な音とともに、眠たげな眼を擦って現れた少女と、すっかり目が覚めたのか、柔い笑みを浮かべて会釈をする少年。骨牌遊霜菊と、セツだ。
「んん、…おはようございます、シスター。」
「お早う御座います、お母様。何か手伝うことはありますか?」
既にテーブルを拭いていたハミルトンと、換気のために窓を開けていた御召茶由良布を手伝おうと、繋いでいた手を解いて走り出したジルが二人に抱き着いて、二人は慌ててそれを受け止める。微笑ましい姿が愛らしい。
「うるっせえな!!近づくなクソガキ!!」
「だめだよ、お母さんが起きなさいって言ってるんだから、起きないと。ウルブランシュはわがままだね。」
「名前で呼ぶんじゃねえよ!」