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「文面、こんなもんでいいかな? いいよね」
「……。いや、駄目だろう。犯罪組織のボスに捜査局の俺たちが個人的電報とか……大問題になるぞ」
「大丈夫だって、法務局経由の執行電報で送るから。秘密厳守♪」
「そうじゃなくて……。というか。今のロックウェルで電報屋が動くかな?」
「あ」
ワシントンD.C. 連邦捜査局本部ビルの一室――
ハッピーバースデー イトシノ ジャンカルロ ザッツグレートニュウス
コトシハ タイホ シチャウゾエ ボクノジュンビハイツデモ オケ
「……。なにやってるんだい、ロイド」
「ああ、ジョシュア。お誕生日の電報を贈ろうと思って」
まあ待て、おまえら。……ってジュリオ、ひっさしぶりだなおい。……元気してたか。……うん。
テシカガ、お前も落ち着け、な。ジュリオ、ああ。そう……うん。
……ハハハ、リースとかピカピカの指輪とか。気の早いクリスマスだぜ。ありがとうな、二人とも。どうも俺は、輪っかに縁があるナァ。
おくつろぎのところ、申し訳ありませんジャンカルロ・ニシパ。
今日のめでたい日に、と……不肖めの手作りではありますが、自分はこちらの飾り物をお捧げさせて頂きます。
所謂、アドベントリースですね。こちらにも葦っぽいのが生えていて良かったです、男所帯ゆえ、華がないのはご愛嬌で……。
ハハハ……。
ちょ、おまえら。……ランディ、イヴァン。ほれ、こっち。ホレ。
……ありがとうな。誕生日プレゼントとか、孤児院ぶりか?俺。
フフ、うまそうな丸焼きだ。これ食って、ブッブーって遊ぶと車、汚れちまうな。
まずはどっちも……飾って、眺めさせてもらうぜ。サンキュ。
「ちょ。誰かと思ったら兄貴じゃないっすか。今日はジャンさんの誕生日ですぜ? 空気読むっていうか」
「おう、一丁前のクチきくじゃねえかPimp野郎。ん? なんだその焼き鳥は? スズメか」
「兄貴のそれは――自分の車の模型とか、どんだけ自分アゲなんすか」
「ンだとぉ」
「何すか」
ハハッ、こんなところにいやがったのか。――ジャン。
何だ、その格好は? 誕生日にパジャマパーティーとか、ハハハ。気楽なもんだ。
まァ、いいさ。その……。ジャン。
おめでとう、ってやつだ。ああ、これも、やる。
いいだろう? 俺がイチから組んだメルセデスの模型だ。どこに飾る?