ワタナベ専制公さんのイラストまとめ

オイレンシュピーゲル２　感想
今まで読んだ本の中でTOP10に入る出来。
地上に落下したロシアの人工衛星は太陽電池ではなく核融合炉で動いており、それを巡る争奪戦が展開される。
現実世界とリンクした醜悪な未来世界、硬質な文章、無駄のない構成。
救いはないが意味はある戦いを描いた傑作巻

コピーフェイスとカウンターガール　感想
非常に良作。
主人公の要点を抑えた突っ込みにクスリと笑える会話劇や、「顔が似ている」をテーマに巻き起こる少し不思議なラブコメ。
派手なギミックや演出はないが、全体的に丁寧に伏線が書かれており最後のシーンもあって主人公にも好感が持てる良作。

ストライクフォール３　感想
慣性制御が変えたのは世界そのものであったことが示された巻。
みんな大好き可変機の登場や、陣形戦術から散兵戦術への転換、果ては重力砲など今回もロボ好きには堪らない一作。ワイヤー戦術もイイ。
恋愛模様も順調に進行（悪化）している模様、彼女候補が多すぎる

ストライクフォール２　感想
政治的駆け引きの末に引き渡された慣性制御技術と2軍でもがくユウセイを描いた巻。
やはり本作の戦闘描写は雄大かつ綺麗、機体が手を繋ぎ慣性制御で高速移動をキメる場面は超カッコよかった。
そして戦争と政治の影が忍び寄る、ロボットものは戦争との縁が切れないのである

クリスマス上等。　感想
傑作
異世界「第一世界」のテレビ番組のキャストに抜擢された主人公が「幸薄少女」を救う話。
兎に角主人公の真っすぐな性格に痺れる、ヒロインにとってのヒーローをやり抜いた。
銃撃戦描写もしっかりと書き込まれていた部分は非常に驚いた、セカイ系かつ全てが高レベルな傑作

ヤングガン・カルナバル　感想
良作
暗殺組織の凄腕高校生殺し屋2人のヤングガンを巡る話。
最大の特色は硬質ながらもスピード感がある文章。
所々で一人称が地の文に割り込み、読者と登場人物の興奮を搔き立てる。
主要人物が全員イカれている割にまっとうに青春を過ごそうとする独特の作風も魅力。

ゲーマーズ！１２　感想
最終巻。
雨野弟の過去話と、遂に終わるコノハとの関係を書いてくれた巻。
コノハは姉よりズルい生き方ができる部分が魅力ですね、中盤から蚊帳の外でしたがもっと彼女の話が読みたかったです。
真音にすれ違いが防止されたラストデートにより真音の意義を作ったのも見事だった

ゲーマーズ！１１　感想
素晴らしい
読者も周囲も感じていた、景太とアグリの「友人以上恋人未満」といった関係を明示して、その上でキチンと終わらせたのは凄く良かった。
この答えが出るなら上原とアグリの苦悩も、景太の見えない自分との戦いも意味があったと言える。
景太も答えを出し次は最終巻！

ゲーマーズ！１０　感想
９巻で魔王として登場した真音さんも悪い人じゃないポジに落ち着いた様子。
結局諦めてなかったコノハの本心が今一分からないのでコノハ回が欲しい所。
ゲーマーズは全員がお互いに対する好感度が高くて、出会う順番が違ったらカップルも違ったんだろうなと思える巻だった。

ゲーマーズ！９　感想
ラブコメはどうしたァ！
「恋愛に決着が付くまでに絶対に余計なことはしない」を掲げて、今までの雨野景太の魅力を手放してしまった景太と周囲の困惑に引き込まれた巻。
しかし唐突に出てきたアクが強すぎる敵役のゲーマーが浮きまくっている！
面白いけどラブコメしてくれ！