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この作品を読めてよかった。たとえ物語の中の登場人物たちにすぎないとしても【ロールモデル】さえいてくれれば心が折られることはないからだ。だから伝えたい。
"この作品を書いてくれてありがとうございます" と。
"正義感と罪悪感なんてもん 海の上では何の助けにもならない" 私は【友利梓】【鍵坂君考】【風見千冬】みたいな生き方はしない。リアルで通用する考え方じゃない。先日もしつこくたかってくる婆あがいたしストーカーしてくるおっさんもいる。無理!だから物語の中の彼女達が輝いて見えるんだと思う。
私もこれと同じ内容の言葉を実の父から面と向かって言われた経験がある。せっかく大学の主席まで取ったのに。父はもう死んでしまっていないけれど、今思い返してみてもその"傲慢さ"には"怒り""呆れ""憐み"の感情を覚える。安定した職を"2度も"捨てて家族を路頭に迷わせた人間がほざくなよ、って思う。
"『私やおまえの兄は違ったぞ。それが鍵坂本家の人間の資質だ。なのに・・・・・・ああ、残念だ。結局おまえは天才ではなく秀才だったか。それだけは・・・・・・』
どんな名医にも治せない、と。"
ー p.94-95
"『ダメだな、おまえは』
けれど、ある日。
絶望を叩きつけられた。
『なぜ目標を達成するために努力なんかしなくてはいけない?』
それは。
まぎれもない天才からの言葉。"
(続く)
"「でも、俺の考えは間違ってた。ー ー
一人だけ、俺よりも早くレトリバーに駆け寄った無鉄砲なバカがいたんだ」"
"「正直、驚いたよ。試験に少しでも遅れれば進学できない。犬を助けても誰かに感謝されるとは限らない。なのに迷うことなくレトリバーを助けるなんてお人好しすぎるって」"
-p.208
良い意味で完璧タイトル詐欺の作品だった!タイトルだけを見たら今流行り?のちょっと背徳系?と勘違いしそうになるけれど主要登場人物たち皆が皆性格ピュアそのもの!むしろピュアすぎる!3人とも常に自分のことよりも他人の幸せばっか考えてる!書店で偶々見つけた本だけど購入して大正解だった!