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㉚そこで改めて、レイネはクリスに「リィックが夫である」ことを紹介し、クリスはそのことで二人を祝福するのだった。
※何故かレイネの肌艶はよく、反対にリィックは一週間前よりげっそりしているように見えるのだが…(; ・`д・´)一体何があったんだろうか?
㉙一週間後、クリスは王都に帰るというのでリィックはレイネと共に見送りにきていた。
※この間、「レイネの部屋をクリスに貸して」おり代わりに「レイネはリィックの部屋で寝泊まり」していたのである。
㉕そして、一呼吸置いたレイネは……
彼と彼女の人生を決定付ける一言を発した。
レイネ「ああ…もう…建前とかどうでもいいよね?」
㉔そんな中いよいよ話が核心に迫っていく
「待たせて申し訳ない」
「失われた5年間は戻ってこない」
「でもそれを無駄な事だって思いたくない」
「必要な時間だった」
それらは「いい思い出のまま別れましょう」という常套句のように感じられ…ああ、いよいよ自分は捨てられるのかと彼は覚悟をした。
㉓招き入れたレイネは、リィックに何かを言いたい様子で、しかしどこか歯にモノが挟まったように本題になかなか進まなかった。リィックはそれを「新しい彼氏ができたから別れてほしい⇒彼が勇者に余計なことを言わない為に」といった類の話だと解釈し、そんな心変わりしてしまった彼女に絶望した。
㉒失意に陥るリィック。そんな彼の部屋の扉を日を跨ぐ少し前に誰かが叩いた。考える気力もない彼はごくごく無意識のうちに音の方に向かい、扉を開ける。
リィック「っ!? れ、レイネ…!?」
レイネ「こんばんは、リィック君」
開いた扉の先、そこには件のレイネの姿があった。
㉑家に帰ったリィックはその事実に絶望した。
聖女にならなければ…こんな事にはならなかったのに
彼女との未来が永遠に失われてしまったことに対して、どうしようもない怒りと悲しみとやるせなさとが襲ってきて体の中で暴れていた。