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読書サイト「いやしの本棚」のアカウント。本好きのひとり言&スクラップ帳のようなもの。最近、短歌をよく詠む。
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不滅の薔薇

 己れの運命を歩め
 己れの草木に水を注げ
 己れの薔薇を愛せ
 あとはすべて
 お前とは無縁な木ぎの影だ
  ―フェルナンド・ペソア 池上岑夫 編訳『ポルトガルの海』

写真①Mira Nedyalkova,②David John Lotto,③Josephine Sacabo,④Leslie Ann O’Dell

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ジョージ・フレデリック・ワッツ『希望』1897

 一つの心が壊れるのをとめられるなら
 If I can stop one heart from breaking
  ──エミリ・ディキンスン作品番号919(長田弘訳)

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56.クーニー絵『わたしは生きてるさくらんぼ』 (ほるぷ出版)
57.タシャ・チューダー『すばらしい季節』(すえもりブックス)
58.べスコフ『いちねんのうた』(フェリシモ出版)
59.オルファース『ねっこぼっこ』(平凡社)
60.ツヴェルガー絵『ちいさなヘーヴェルマン』 (太平社)
※画像はツヴェルガー。

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グランヴィルの夜と夢。

 わたしは不在のひとみをもつ夢ではなかったか、
 凝固し、凝固しない夢、そして
  ──イヴ・ボンヌフォア 宮川淳 訳「夜の夏」

①The Wanderings of a Comet, ②The Evening Star, ③An Animal in the Moon, ④The Metamorphosis of Sleep

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フォルダ内の画像をふりかえるシリーズ。
レメディオス・バロ (Remedios Varo) の絵。

 いっせいにミシンのペダル踏む学園あたしは赤い暗号を縫う
  ―佐藤弓生『薄い街』

①地球のマントを刺繍して, ②塔に向かう, ③啓示あるいは時計師, ④星粥

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口づけ、鏡。

 いつも私よりすこしばかり背の高い鏡
 私よりすこしばかりおくれてわらう
 (中略)
 唇をよせると鏡が曇って
 私は自分のためいきのむこうに消えてしまう
  ──多田智満子「鏡」

①Joseph Granie, ②Fernand Khnopff, ③Christian Schloe, ④Silmeria-sisi

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46.岸田衿子『ソナチネの木』 (青土社)
47.C・ロセッティ 安藤幸江訳『シング・ソング童謡集』 (文芸社)
48.ケイト・グリーナウェイ『窓の下で』 (ほるぷ出版)
49.H. Willebeek le Mair『Silver Bells and Cockle Shells』(Floris Books)
50.M.ブーテ ド・モンヴェル絵『子ども景色』(ほるぷ出版)

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フォルダ内の画像をふりかえるシリーズ。
リュシアン・レヴィ=デュルメル (Lucien Lévy-Dhurmer) の絵。

二月蒼き水に霑ひ妹は逝き
 ―中村苑子『水妖詞館』

①Ophelia, ②Eve, ③Autumn, ④Nocturne

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死の天使の、黒い翼。

「死が奪い去っていくもの、そのすべては夜の中にある」
 ―キニャール 高橋啓訳『めぐり逢う朝』

①マリアンヌ・ストークス「死と乙女」, ②オーラス・ヴェルネ「死の天使」, ③イヴリン・ド・モーガン「死の天使」, ④ジョージ・フレデリック・ワッツ「無垢に這い寄る死」

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新しい年が
「時」の門辺に立っていた。
若くていたいけな
この新しい年は
夜の星がだんだん
青ざめて行く時
遠くから聞える声に
耳を傾けていた。

──ミュリエル・カーレー 西條八十、水谷まさる訳「手箱」

絵:Eleanor Vere Boyle

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