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「対策がとられていたとはいえ、電子支援の網が敷かれ、残敵もほぼいない状態、敵の少女は特殊な方法で爆弾を遠隔操作出来る状況だった」
農業コロニー【ダソス】の状態を再確認される
「そんな状況下でどうやってあの少女の行動を把握できただろうか…」
「待ってください、それってまさか…」
「あの小娘はコロニー破壊を止めてしまい、有志連合にスパイがいる事を明かし…殺された…」
順序だって状況を説明するローレンツ
「グレイソン、もしお前がスパイだったらどう考える?」
「自分だったら?」
唐突に問題を投げ掛けられる
「そうだ、敵地とは言えあそこには有志達の目があった」
「ブラフも何も…事実だろうさ、でなければスパイがあの小娘に直接手など出さんさ」
「直接?」
「貴様は観ていた筈だグレイソン、元々奴等はコロニーを破壊して有志連合を潰す算段をしていたのだ…しかしあのお嬢さんの介入で計画が大幅に変わってしまった」
ルクレツァの介入の事である
「報告は聞いたよ、まさか奴等の方からスパイの存在を漏らしてくれるとはなぁ?」
エアリスが口にした情報をローレンツも把握しているらしく怪しい笑みを浮かべていた
「ええ、ただブラフの可能性もあるので鵜呑みには出来ませんが…」
立場の事もあるので今は濁した言い方を取るグレイソン
「(スパイの件もある…無理は承知で記録を提示して貰おうか…?)」
今後の事を考え三陣営の火山惑星に関する情報開示を提案しようと考えるグレイソン
「随分と面白い話になってきたようだなぁグレイソン?」
先の戦いの報告を聞きつけ司令部に訪れた上司のローレンツ
「ベック准将」
「当時地球連合がバイロンの支配宙域に進展したのは俺も驚いたが…俺はその頃地球に残留してたから詳しい事は知らないんだが…」
「私もその頃は町の運営に注力してた時期なので詳しい事は解りませんね…」
「私は士官学校を卒業して間もない頃でしたので…」
各々の指揮官の当時の様子が語られる
@pandayellow99 「あるいは…内通者、もしくは工作員が『彼女という友好を把握していなかった』と言うのもあるかもな…」
ルクレツァの事である
「ミリアさん、確かレオン=エルドリッジは遠征任務に赴いて消息不明でしたよね?」
「え、ええ…その通りです」
情報規制で詳しい遠征先は不明であった
「エアリス、彼女が見捨てられたという【灼熱地帯】…X台地での戦い後、それらの条件を満たした遠征先といえば…」
【火山惑星:E01】
「あのお嬢さんのお陰で得た情報も幾つかはあるしな」
「レオン=エルドリッジですね?」
行方不明となっていた地球連合軍のレオン、遠征先で尻尾切りにされたエアリス、この二人の派遣された場所は同一であること
その場所は灼熱地帯の場所であること
謎はまだ多く残るが得られたモノも多かった
「辛いだろうな…死んだと思ってた親友が生きていて、目の前でくたばっちまうんだからな…」
一部始終を観ていた事もありグレイソンも同情する
「申し訳ありませんが、ルクレツァは作戦から退かせて頂きます」
「心の整理が必要だろうさ…その辺りは大丈夫よ」
二人の指揮官が話し合う