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「それよりトビアスさん、あんたの部下の方は?」
ルクレツァの事を訪ねるグレイソン
無言でトビアスが司令部の片隅に視線を向ける
「………。」
「ルクレツァさん…」
意気消沈するルクレツァ、それに寄り添う同僚のラリーがどう声を掛けようか戸惑っていた
「暫くはそっとしてあげたい所ですね」
「お疲れ様ですグレイソンさん」
トビアスがグレイソンに飲み物を渡す
「どうも…」
渡された飲み物を口にし一息つく
「申し訳ありません、辛い役割を任せてしまって…」
トビアスが謝罪する
「なに、気にしなさんな」
指揮官としての言を示す大役と言う名の貧乏くじ、それを引いたグレイソン
連合、バイロン、それと外部協力のマクシオンが【アルゴス】へ集結して制圧に踏み込もうとしている
無論我等が有志連合もこの作戦に参加する予定なのだが…
「何でこんな事になっちまうのかなぁ…」
頭をかきむしるグレイソン
「全く…コロニーを解放したってのに、奴さん達とんでもない置き土産を置いていってくれたな」
言い終わって早々司令部の席に座り愚痴を漏らすグレイソン
ダソスの解放によりアルゴス同盟は勢いを失い各地で敗走が続出しているらしく
少数を除き、大部分の戦力がコロニー【アルゴス】に集結している
何も言及せず、何も付与せず、何も批難せず、有志連合の指揮官として有志達に指示を出し報酬の支払いを適切に行い終わらせる
しかし、司令部の空気は重苦しく言葉こそないが剣呑としたモノが埋め尽くされていた
【有志連合の中にアルゴス同盟の人間がいる】
この言葉が有志達の心をざわめかせていた
数時間後、後詰めの部隊にコロニーの後始末を任せ有志一行は司令部のある拠点へと戻る
「えー諸君、アルゴス同盟によって占拠された農業コロニー【ダソス】の解放は達成された❗君達の活躍あっての成果だ❗報酬を含め次の作戦の指示があるまで休息を取るように…以上❗」
グレイソンが指示を出す https://t.co/ThOVbwmTVi
「まさか…そんな…⁉️」
エアリスが告げた事実に司令部の面々は混乱していた
「………。」
スパイが入り込んでいるという話が出たばかりと言うのもありその混乱と疑念が加速していた
(このタイミングでその情報は不味いな…)
指揮官各々反応が様々である
司令部だけでなく部隊全体に同様が広がる
『あの人達が私達を救ってくれなかったら…今頃、炎の中で果てていた…』
「あの人達…?」
『レオンよ…レオンが私達を救ってくれた…』
「っ⁉️」
レオン
レオン=エルドリッジ
アルゴス同盟のリーダーの一人の事だろう
『敵である筈の私達に手を差し伸べてくれた彼にどれだけ救われたかしらね…』
「ええ…私よ…『木偶』のルクレツァ…」
『そのあだ名…本当に貴女なのね…』
二人の会話、二人にしか解らないだろう会話が始まる
『ルクレツァ…君は…彼女を知っているのですか?』
トビアスがルクレツァに訪ねる
「はい…彼女はエアリス…『盲目』のエアリスと言われた…私の友人です…」
「ルクレツァ⁉️何故彼女があそこに⁉️」
先の戦闘で中破し後退していると言う話を聞いていたトビアスが驚く
『ごめんなさい❗ルクレツァさん、どうしても止めに行くって…それで‼️』
ラリーが制止を振り切り現場へ向かったことを明かす
「まずい…ルクレツァ‼️下がりなさい‼️」
トビアスが吠える