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吸って、吐き出して。また肺に煙を満たして。そうすれば、余計なことを考えなくて済むような気がしていた。けれど、その煙は何もかもを誤魔化すと同時に蓋をして、塗りつぶして、塗りつぶして、けれどそれでも煙の隙間から嫌なものを覗かせた。
「なぎ……」
「当たり前でしょう。だってぼくの兄さんですから」
「……ふむ。誤解しておったかもしれぬ、すまんな!」
「大人っぽくなんかないよ、みんな勘違いしてるだけ」
大事な、弟なの。
帰ろうと、する。
「な~に、こんな集ってさぁ。もう帰るってのに。井戸端会議でもしてんの?」
「……なにか、されたの?」
はづき。